おはようございます。


早朝。秋の虫の鳴き声が聞こえてきました。


今日は早朝から

次女の大学オープンキャンパスへ出かけます。



さて

私は田舎に住んでいますが、


私の祖父母の住む岡山県はもっと田舎で

子供の頃の帰省は本当に楽しかったです。


朝は

ニワトリの卵探し!

昼は川遊び、魚釣り!夜は花火!


土手や畦道を従兄弟たちと歩き

木の実や、野草を持ち帰ると

食卓に姿を変えて登場することもありました。


大きな井戸もあり

冷たい蔵もあり

トイレなど汲み取り式で

お風呂は薪をくべる五右衛門風呂でした。


父方の祖父母の家も近くにあり

畑で作った野菜を川で洗ったり


父が川魚を手づかみしている横で

わたしはオタマジャクシやメダカをザルにすくって遊んでいました。


夕方、家庭ゴミを畑で焼くのがおもしろくて

よくお散歩に付いていっていました。


裏庭の小屋には

梅干しや味噌が寝かせてあり

壺をのそぐ祖母の姿は、まるで魔女のようでした。


三世代で賑やかに食べる晩ご飯は

大人たちが酔っぱらって茹でタコみたいな顔になるから、おもしろかったなぁ。




朝。昼。夕。と、、

暮らしのために働く祖父母たちの横で

子供だった私は好きなだけ、自然と思いっきり遊んでいました。


そういう記憶は、しっかり刻まれているのに


たくさん連れて行ってくれたはずの

遊園地で遊んだ記憶や

素敵なお洋服のお買い物や、高級なお店での食事などは、記憶にほぼ残っていません。


憶えているのは

ふだんの暮らしの中で味わった

穏やかな、小さなよろこびの積み重ねばかり。


買ってくれたことよりも

直してくれたことを憶えているし、


言葉で教えられることよりも

一緒に体験したことを憶えている。


手間ひまかける豊かさや

その中で生まれるふれあいが

「生きる」ことを「活かす」こと。なのかもしれませんね。


すこやかな一日を。




#朝ごはん