おはようございます。

今朝は
三姉妹も家事のお手伝いをしてくれています。
おりこうさん♪ありがと!






さて、私の友人に
見晴らしの良い、壮麗なお城のような家に住み
立派な調度品に囲まれ、高級車に乗り、
有り余るほどのお金で、贅を尽くしきった友人が何人かいます。

そのうちのお一人は80代です。

昔、海外にも及ぶ、大きな会社を経営されていらした方です。

今は、広い広いお屋敷の中で、高級な物たちに囲まれて
お一人で過ごされています。

「こんなにあっても、もう使うこともないから
捨てなくてはならないの」

「管理が大変なだけで、差し上げますよ?」…と

たくさん集めてきたであろう部屋のものたちを指差して、お話されます。

使われなくなった物たちからも
さみしそうな空気が漂っています。


素敵な景色が見えるお屋敷での食事に
「贅沢ですね」とお声をかけると
「そうねぇ。でも寂しいですよ」と声がかえってきます。

80歳を過ぎた友人は、
私をおもてなしくださりながら続けます。

「お金は暮らしていけるだけあればいい。

楽しく会話したり
楽しく食事を共にする人がそばにいて

あとは誰かに認められるなど関係なく
好きなことをする、
そういう種類の贅沢が1番幸せでしたねぇ。この歳になって分かりました。」

…と、
おっしゃっていました。



社長や会長という地位を手放せば
それに頭を下げたり、群がっていた人たちは去ります。

お金で得をする!と寄り集まっていた人たちも
規模が縮小し、儲からないと思うと、あっという間に去っていきます。

そんな風にお話くださいました。


歳を重ねると、体力的な面からも
いろいろなものを手放さないといけなくなります。

そんな時、あなたに寄り添ってくれるであろう存在を
「今」大切にしてください。



「今、一番」大切にしているものだけが
将来手元に残ります。


将来「もう使わないから捨てなくてはいけない」というようなものを、今一番大切にしてしまっていませんか?

物が人を幸せにしてくれないこと…
地位や名誉は幻想であったことを
友人が見せてくれました。

お金は選択肢は増えますが、
使いこなせないと
人から工夫と手をかける喜びを奪います。

欲をかいて、大きな玉手箱を開けようとしても
中から出てくるのは、
いつか消えてしまう煙ばかりで
ちょっと寂しい将来が待っていそうです。

今からすぐ、目の前にある小さな玉手箱をひらいてみてください。それに気がつくだけです。


そんなことを教えてくれた80代のお友達に感謝。
ありがとうございます。


今、今、今の連続が将来なだけ
何を育てましょうか。


すこやかな一日を