おはようございます。


ねこたろうの目の高さで

朝ごはんを撮ると……

ごちそうが、目の真ん前にくるのね!笑








さてさて

この季節の山を眺めることが好きです。

緑がもりもりしていて

かわいいなぁ♪と感じるからです。

「山笑う」て言いますよね。


山はいつも「生涯」を表しているなぁ、、と

感じます。


春の淡いかすみがかった山は

生まれたての赤ちゃんのように、やわらかです。

あまい香りが漂います。


そして若草色が広がり

深く、濃く、大きく育つ夏の山。


虫たちの演奏会は、

まるでスポーツや芸術を楽しんでいるようです。

人間でいえば学生時代の頃かなぁ。


そして、

赤や黄色や橙色に染まる秋は

まさに、それぞれの色を咲きほこり、

その人らしい日々を生きている頃。

人生の半分を過ぎた頃かもしれません。


そして枝葉は落ち、

限りなくシンプルな姿となり

冬の季節へと向かいます。



登ってゆき、くだってゆく山の形もまた、


大きい小さい

なだらかな形、急な形

と、色々ありますが

生涯のように思えてくるのです。



ある日、歯が生え始め

ある日、立って歩き始め

ある日、考えをめぐらし始め


ぐんぐん坂をのぼるように人は成長をしていきます。

それは「できることが増えていく」という成長。


でも、

どの山も、

そのまま坂を登り続ける形もなければ


どの山も、

そのまま平坦な道が続く形もありません。


必ず

どの山も、くだっていきます。必ずです。



なだらかに、くだっていく日もあれば

急にくだる日がきたりもします。


山をくだりながら

「できることが減っていく」という成長をします。


誰もが、とおる道です。


私が

「あぁ。今まさに、くだっているんだなぁ」と

自分の身体に素直に感じた年齢は43歳頃です。


まだまだ「気のせい♪」と

見てみぬふりをできる変化ですが

平均寿命の半分くらいだから

妥当な線かもしれません。


自然に過ごしていたら

ドーピング的なことをしない限りは

体力や気力は目減りをしていくのでしょうが

さまざまな体験は今後も増え続けます。


それは、まさに、山を彩る

赤や黄色や橙色の葉のようです。



私の人生の登山は

なかなか難解で複雑だったぶん


余裕をもって

たのしく、心豊かに、のんびりと

山を下れそうです。


日々の有り難さをよろこび

その儚さと、尊さを感じつつ

ものづくりや、いきものと共に過ごしていようと

思います。


すこやかな一日を。