おはようございます。


新玉ねぎのスープあまいなぁ。



さて今日4/8は『花まつり』の日。

お釈迦様が誕生されて

それを、お祝いする日です。


お花で飾りつけた小さなお堂「花御堂」を作り

中に誕生仏を安置します 


誕生仏に柄杓ですくった甘茶をかけるのですが、

これはお釈迦様の誕生時に、

竜が天から降りてきて、

香水(こうずい)を注ぎ

洗い清めたという言い伝えにちなんでいます。


昨日の大雨は

竜さんがいらしていたのかもしれませんね☺️



さてさて。そんな日ではありますが

宗教の垣根をこえまして、、


讃美歌21 575番の一節が

とても素敵なのでご紹介します。



『球根の中には、花が秘められ

さなぎの中から、いのち羽ばたく

寒い冬の中、春が目覚める

その日、その時を、ただ神が知る』


『沈黙はやがて、歌に変えられ

深い闇の中、夜明け近づく

過ぎ去った時が、未来をひらく

その日、その時を、ただ神が知る』


この讃美歌を聴いていると

辛かった時期というものは

球根の中、沈黙の中、さなぎの中、

深い闇の中だったのかと思います。


でも、そんな寒くて長い長い冬も

いづれ過ぎゆき、春を迎えます。


そうして、いつかは

秘められた美しい花が咲き始めます。


球根は、ちゃんと寒い時期がないと咲きません。

厳しい時期はなくてはならないのです。


寒さに耐え忍んできたからこそ

花は美しく咲き

人を癒すことができるのだと思います。


きっと

やさしく咲く花たちは

忍耐をこえた、慈愛の象徴。



人も同じです。

いつも明るく元気になんていられません。 


色んなことが起こりますし

寒くて厳しい時も多くあります。


辛い時は、辛さを抱えたまんま

その苦しみの深さと同じぶんだけの

あたたかい花を咲かせられると信じてほしいです。



福音書4章には、こんなことも書かれてあります。


『土に蒔く時には

地上のどんな種よりも小さいが


蒔くと、成長して

どんな野菜よりも大きくなり


葉の陰に、空の鳥が巣を作れるほど、大きな枝を貼る』


蒔いた種は、

自分で腐らせない限り

必ず芽吹きます🌱


寒さも、辛さも、悲しみも、苦しみも

そのまんま味わって

ただ春を待てばいい。


花咲く季節が、いつになるのかは

私たちには分からないけれど

神様と仏様は知っておいでです。


蒔いた種は、必ず芽が出ます🌱

その日、その時は、神様におまかせ。




昔、難病で苦しんでいる私に

こう声をかけてくださった、ご門徒さんが

いらっしゃいました。

『治る時がきたら、必ず治るよ』


その日がくることを信じて、それを胸に秘め

何年も苦しんで生きてきました。

球根の時であったのだなぁと思います。


私の病気も、娘の重いアトピーも

本当に良くなりました🌱


だから、もし、今。

悲しみが多くても、そんなに悲しまないでください。春を待ちましょう。


それは、陽だまりのような

あたたかく、やわらかい、慈愛に満ちた人になるための、必要な時間なのでしょうね。


誰かのあたたかさと、ぬくもりの裏側には、

乗り越えてきた

たくさんの、たくさんの、悲しみがありますね🌸



すこやかな一日を。









#讃美歌

#マルコによる福音書

#球根

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