昨日の展示のひとつ。をシェアします。





こんな人に大統領になってもらいたい…と書かれた作品。

その奥には撮影不可の
差別や偏見、DV、家父長制などへの
問いかけをする作品が
たくさんありました。





『大工の大統領がいい。
エイズ患者の大統領がいい。
副大統領はファグ(同性愛者)がいい。

健康保険のない人で、
有毒廃棄物がたっぷり染み込んだ土地で育って白血病になってしまった人がいい。

16歳の時に中絶したことのある大統領がいい。
たった2人のうちのましな方じゃなくて、
恋人をエイズでなくして、横になるたびにその恋人が目に浮かんで、死にゆく恋人をその腕に抱いたことがある人がいい。

エアコンを持っていない大統領がいい。
クリニックや自動車管理局、福祉局の列に並んでて、失業中で、解雇されて、セクハラを受けて、ゲイバッシングされて、強制送還された人。

墓地で夜を明かしたことがあって、家の芝生で十字架を燃やしたことがあって、レイプされて生き延びた大統領がいい。

誰かを愛して傷ついたことのある人、セックスを尊重する人で、間違った行いをしてそこから学んだことのある大統領がいい。

黒人女性の大統領がいい。
歯並びが悪くて、あの病院食を食べたことがあって、女装か男装をしていて、ドラックをやったことがあってセラピーを受けていた大統領がいい。

市民的不服従に取り組んでいる人がいい。

そして私は
どうしてこれが可能じゃないのかを知りたい。

私たちにとって、なぜ、いつから、大統領はピエロになったのかを知りたい。

なぜいつも客の方で、決して売春婦ではないのかを知りたい。
いつも上司で、決して労働者ではない。

いつも嘘つきで、いつも泥棒で、決して捕まらない。』









昔から私が思っていることの一つに、、
政治家や教師やお坊さんも、、人の上に立ち、人や国を育む公務に携わる仕事をする人たちこそ
辛い思いや、大変な経験した人がいいと思う。
人の気持ちが分かるようになるから。

でも、病気になりたくても、なれるわけでもないし
そんな経験は難しい。

それならば、
そのような仕事に就く前に最低限、
いろんな国を一人で貧乏旅行してもらいたいと思う。

最低30カ国。
その国の8割を戦争と飢饉によって荒廃したアフリカや中東の国々の人の暮らしを共に体験したら良いと思う。

病気になることも大きく価値観が変わったけれど
他国でする土着した旅もまた、価値観が変わるから。



#差別のない世界へ 
#偏見のない社会へ 
#虐待は犯罪