おはようございます。


夜の9時ごろになると、いったん眠くなります。

そのまま朝までコースも増えてくる季節となりました。


毎冬「ほんまに冬眠するよね」と家族に言われます。


友達の理解も得ており

「また春ね」と挨拶してくれます。


冬はエネルギーの消耗がものすごく早いのです。






昔はそんな自分にムチ打ち

まわりと同じようにつとめて

がんばっていましたが、病気になりました。


特徴的な自分の体質や気質を

ようやくコントロールできるようになったのは

40代になってからでした。



そんな私の冬の贅沢は


お庭の野菜たちで作った

ほくほくの野菜スープを頂いたり


お湯をわかす湯気を眺めたり

お湯がフツフツ音を鳴らすのに耳を傾けたり


部屋に差し込む

おひさまのぬくもりを感じつつ

猫と並んで日向ぼっこしたり


好きなお香を選んで

部屋じゅうを歩いて、香りで包んでみたり


3人の娘たちが、乳幼児期に着ていた洋服のハギレを

パッチワークして作ったふとんに

くるまったり


ろうそくを灯し、静かな音楽を聴きながら

ぼーっとしたり


家族や友達と

おうちで、まったりほっこりしたり


仕事をする時間は、アトリエに行き

やはり同じように


あたたかい空間の中

香りを焚き、やすらぐ音を流し、お茶を淹れ、

お菓子をつまみながら

気持ちが安らいだ状態で絵を描いたり、物作りをします。


外に出たら、

自然や動物たちと触れ合う。


私にとって、それが最上の贅沢です。




まわりと比べていた頃は

自分にとっての贅沢など露ほども気づいておらず


「幸せってこうゆうこと」みたいな

雑誌などに書かれてあったテンプレートどおり


私は

頑張って薄着をしてスタイル重視の服を着ていました。冬なのにコートの下はノースリーブでした。


高価なものを全身に身につけて

ブランドを広告して歩いているようなものでした。


他人の名前を持ち歩いているのと同じと気づいた時は滑稽でなりませんでした。


大きなお皿にのった小さな小さなお肉だとか、

冬なのに冷たいゼリーみたいなものを

「おいしいですね」て、

心の中で「え?よく分からない」と思いながら頂いていました。


冬の夜景は、窓の内側から見ないと

綺麗をとおりこし修業になりました



でも、過去にしてきた贅沢と思っていたことは

「まわりにアピールする幸せ」であって

「本当の私のしあわせ」ではありませんでした。


私にも、病気をする直前の20代まで、そんな時期がありました。そのおかげで、今があります。


ひとりひとり、幸せの形は違います。


まわりに躍らせることなく

自分にとっての贅沢は何か?を、自分に聴いてみてください。


私が思いつかないようなことで

たまらなく幸せを感じる人もいると思うし


案外

こたつに入って、ミカンをほおばり、

寝落ちしてしまうのを最高だと感じる

私と同じような人も多いかもしれません。


すこやかな一日を。