おはようございます



先日、家族みんなで

お庭にある畑の畝を増やすために耕しました。


本当はあそこも、ここも

一度に掘り起こしてしまいたいけれど


少しずつ少しずつ、本当に少しずつ

石をのけながら土を育てながら

種をまく場所が広がっていけばいいなぁと思っています。


どんなことでも

たった5分でも10分でもいいから

一歩ずつ進んでいけば

いつかは目的地にたどり着きます。


「焦って結果を求めると、必ず振り出しに戻る」

ということを、

大きな病気をしていた時に学びました。


何度も何度も焦って、振り出しに戻っては

強い薬を飲み続けることになり

本当に後悔したものでした。


ダイエットも、

制作も、

大きな展示の準備も、

自分の歩幅で少しずつ少しずつ。


一番の近道は

無理をせずに、

「楽しいなぁ」「おもしろいなぁ」と感じるくらいでやめておき、

次に楽しみをつなげて

コツコツコツコツ続けることです。


身の回りの虫たちや草花たちや海も山も、

みんな焦ったりしていません☺️


人間も、そうゆうふうにあればいいんだなぁ

と、自然の中にいると教えてもらえます。


畑を耕した後、長女が言いました。

「蚊に29個もかまれた。嫌だなぁ」


私も痒くて、嫌でした。


でも、人間も同じように

たくさんの虫や動物たちを、殺したり食べたりすることで、生きています。お互いさま。

つながりの中を生きている仲間です。


私たちが食べ物を育てるための畑を耕すと、

その場をおうちにしていた小さな小さな虫たちにとっては、、、大地震がおこり、

きっと、沢山のおうちが崩壊して死者が出たことだろうと思います。


私たちがバケツの水をひっくり返してしまうと

アリさんの世界は大洪水で大変なことに

なっているかもしれません。


逆に、

大きな大きな存在が土を耕すから

人間の大地が揺れるのかもしれません。


まあるい地球だと思っているけれど、

大きな大きな馬の背に乗って

私たちは暮らしているかもしれません。

馬が動くから大地が揺れるのかもしれません。



人間中心で物事を見るのをやめた時

あらゆる繋がりを感じます。

そうすると、

「ありがとう」「ごめんさない」

自然の中で生きる日々は

頭の下がることばかりなのだと気付かされます。


自然を無視したり、あらがって生きれば生きるほど

私たちは不自然になり

不自然な枠の中で、不自然なサイクルの中でしか

生きられなくなり、自分の歩む道が次第に分からなくなっていき、苦しみを生むだけなんだと知りました。


だから、自然に、そのまま、そのままを

ただ生きていようと思います。


私たちは

目に見えないほど小さな生き物とも、

目に見えないほど大きな生き物とも、

すべてと繋がっています。

だから生きていられます。

その繋がりを感じることで、心の内に平和がおとずれます。


人間だけ不安に焦って過ごしているのは

その目に見えない繋がりを忘れてしまい、


五感だけに頼る外側の枠を頼りにしたり

人間の我欲が生み出した、

本当は存在しないものばかりを信じているからなのかなぁと思っています。


少しずつ少しずつ

目には見えない驚くほど大きな世界を、

大切にできるといいですね。


すこやかな一日を。