おはようございます。



朝ごはんの時に、

旦那さんとこんな話題になりました。


「戦国時代は40代で亡くなる人が多かったんやで。

武士は42歳。庶民は30歳が平均寿命」だと。


いろいろ気になり調べてみると

縄文時代は15

弥生時代23

鎌倉時代は24

奈良時代15歳(不作や争いで一旦下がる)

平安時代30

江戸時代3244

明治時代・大正時代は43才前後


意外と若かったのですね。

戦前なら私はもう、この世にいない可能性が高いわけです。


寿命が伸びはじめたのは戦後直後。

本当に最近のことです。

1947年で50

1951年に60

1971 年に70

2013年に80


伸びた理由は、乳幼児の死亡率の低下、医療の進歩、生活環境の改善などです。


「でも、長生きが良いとも限らないよね、、」と

お話をしていました。


30.40代くらいで亡くなっていた

昔の方が 健全な社会だったかも

人間だけ、つまって流れていないのかも。」と。


『寿命図鑑 

生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑』

という本があるのですが



自然に沿っていきると

人間の寿命は戦前の40代ほどです。


良いのか、悪いのか、

人間の生活は不自然となり寿命がのびました。


ところてんのように

新しいものがはいって

古いモノをおしだす、、、ということが

人だけできなくなりました。


自然のままであれば

若い世代に介護してもらい負担をかけることもなく

若い世代に社会で活躍の場を譲ることもでき


幾つまで生きるか分からないから

未来を心配し

「お金を稼いでおかないと」と今を犠牲にすることもなく


シミやシワが増えるから消したいとか、

足腰が痛いとか、目が見にくいとか、

そんな小さな悩みなんてのも

40歳頃で人生を閉じていれば無かったんだろなぁと思います。


なんだか人は

寿命を伸ばして、いろんな悩みを増やしているようで

滑稽だな、、と思いました。


衰えることがないので

次の世代に頼る、次の世代に譲る、次の世代に感謝する、、もなくなり心が育つこともなくなりました。


いつまでも、歳を重ねても、

「私が」「私が」という「我の強い思考」が生まれ

「自分を生きる」「自由に生きる」という意味を

はきちがえるお手本が社会に溢れています。


今の1020代の世代の人たちが

やけに大人びていたり、悟っていたりしますが

それは、

社会環境の中で「親子」が逆転している現象が起きているからなのかもしれません。


そんな滑稽な動物、他に私は知りません。


人も、他の動物たちと

大きな大きな自然の中で生かせていただいているわけですが、

自然でなければ生きられないと思います。

不自然が過ぎていることに気づかないままだと

人はおそらく自然に淘汰されてしまうんだろうな、、と思います。


人をお手本とせず

自然をお手本とした時

私は次の世代を育て、次の世代に譲る準備をしていよう、、と思ってしまうのです。


すこやかな一日を。