おはようございます。



お庭に並んで咲く

アネモネとクレマチスの花。


ある日、クレマチスがツルをのばし

隣のアネモネの細い茎に

しがみつくように巻きつき、

はがそうにも、とれなくなってしまいました。


アネモネは大きく傾き

とても苦しそうに見えます。


クレマチスか、アネモネを切るしか

手立てはありません。

しばらくするとアネモネは枯れ、、

しがみつくものがなくなったクレマチスは

横へ横へ這い、

他に巻きつく物を探していました。


反対隣のアジサイにしがみつこうとするクレマチス。

枯れたり、ぶれたりすることのない支柱に

巻き付かせておきました🌱



この様子を見ていたら

「人の依存」と同じだなぁと思います。


時々「好き合っていたら依存関係で良くない?」と

言われる方もいますが

ご本人がそれで良いのなら良いと思いますが


わたしは過去、母と依存関係であった苦しさから

いくら仲良しでも、家族でも恋人でも友人でも

ほどよい距離感が大切だと思っています。


なぜなら

支配する側の目は怖く、常に見張り

支配される側の目はくもって、人形のようだからです。私は人形でしたから。


支配する側は、本当は脆くて弱くて自信が無いので

ターゲットをけなしながら自信喪失をさせ

「自分がいないと生きていけないよ?」と言いなりにする共依存の関係を作ります。



クレマチスは

しばらくの間、アネモネを支配して元気でしたが

アネモネは傾き、枯れてしまいました。


そんなクレマチスに必要なのは

揺るがない、枯れないものに、すがること。

それが仏教だと私は聴かせていただいています。



同じ植物、同じ人間にすがって依存しても

それはいつか消えてなくなります。

仏教は「自分のことを知る」教えです。


心自由に。心穏やかに。縛りあうことなく。

すこやかな一日を。