今回紹介するのは、1985年に登場した2代目いすゞジェミニのミニカーです。
先代のジェミニはGMのワールドカー構想から生まれたTカー(カデットなど)だったのに対して、2代目ジェミニは久々のいすゞオリジナルモデルとして登場しました。
ボディデザインは、ピアッツァと同じジウジアーロが手がけました。
しかしいすゞが設計開発はしたものの、GMの小型車戦略が組み込まれていたことは確かで、姉妹車として北米でシボレースペクトラムというネーミングで発売されたのちに、オーストラリアにも輸出されました。
このミニカーは、フランスの老舗メーカー、ノレブのルミノというシリーズのもので、1987年にマイナーチェンジした後期型の3ドアハッチバックC/Cです。
ちなみに前期型まではFFジェミニと呼ばれていましたが、後期型ではネーミングからFFが外れました。
セイシェルブルー
ペルシャンローズ
2代目ジェミニといえば、ジェミニがアクロバティックな動きをするCMのインパクトの強さといったら凄かったですね。
初めて見た時は合成かと思いましたが、全てスタントマンが運転する実写だそうで、どんなトレーニングをしたらあんな運転ができるのだろうかと驚きました。
しかもロケ撮影ということで、特にパリの地下鉄構内に2台のジェミニが入り込んでくるCMを見て、よく許可が出たなあと思いました。
当時、他のメーカーではあまり見ないパステル調のボディカラーは、違和感なく似合っていましたが、セイシェルブルーはともかくペルシャンローズのジェミニはかなり目立ったと思います。
個人的には、後期型になってから追加されたユーロルーフというキャンバストップ仕様がおしゃれな雰囲気で好きでした。
今回は2代目ジェミニのミニカーを紹介しました。