それからというもの どうやったら


あの色白メガネ君と 再会できるのか


試行錯誤しては メールをしてみた



<作戦その1>


読書が好きな色白君


最近読んで面白かった本を聞いて


貸してもらう



3・2・1・・・ GO!!!手紙



「最近読んで面白かった本って何?」


「日本人の知らない日本語って本だよ。」


「私、読書苦手だから本を買ったりしないんだけど、


読んでみたいから、もし良かったら貸してくれる?」


「その本は読みやすいから、立ち読みで全て読んじゃったよ~」



ち~ん・・・



<作戦その2>


仲良くなりたいことをアピールしつつ


歴史好きな色白君を


歴史スポット散策に誘う



3・2・1・・・ GO!!!手紙


「ここに来てから、どこに行った?」


「近所の温泉と本屋くらいかな~」


「せっかく来たのにもったいない!


武将好き?武将がらみの神社仏閣がたくさんあるから、案内するよ」


「おっ!それはありがたい!」



BINGO~!!!



お~しっ 自分!がんばった *:..。o○☆゚・:,(T▽T)。*:..。o○☆




かくして 色白君を誘い出すことに成功したのである。



2009年8月


女子みたいな男子に会った 合コンの翌日


私は あいつに会いに東京へ行った



本来なら ドキドキしながら 会いに行くはずが


前夜に会った 色白のあの人のことばかり 考えてしまう・・・



朝になってメールが来た


「昨日はお疲れ様でした。仲良くなれたらいいね」と言ったような


友達になろう的なメールだった



どうしたら あの人を誘い出せるだろうか・・・


そんなことに思いを馳せ 東京へと向かう



電車 電車 電車



人通りの多い 都会の駅で待ち合わせた


夏の都会の人ごみは なんともいえない変な熱気を感じる




そこで 私たちは 話題のアイスクリームを食べ


話題のファッションのお店に行き


行ってみたかったデザイン雑貨のお店に行った




ルートはだいたいが 私の食べてみたいもの


私の興味があるところで 決まっていた




デザイン雑貨を見たあと、地下で軽くお茶をした


そんな時に ふと理想の家の話になった


「高いけど無垢の大きなテーブルがあったら かっこいいよね」


私が言った


「だったら オレが作ればいいじゃん」


あいつが言った


「?」


私が将来の家に欲しいテーブルを あいつが作る?!


それって? どういうこと?


そういうこと? そうじゃなくて?



結局 「?」のまま 話は途切れ


なんだかよくわからない


どういうつもりで言ったんだろうか・・・



大好きなマンゴーの紅茶を買って


次の目的地へと歩いた





帰り道 気になるのは あいつの言葉




ではなくて




前夜に会ったあの人のことだった




30歳も過ぎて、まさかまた合コンに行くとは思ってもみなかった。



20代のころは、毎週のように


あちこちの合コンへ出掛けては


名前もよく知らない人たちと


飲んだりカラオケしたりしてたもんだ。



・・・



1件目の合コンは、元の職場の人からのお誘い


きっと周りに彼氏いない友達がいなかったんだろうな・・・


3対3で 久しぶりに駅前の居酒屋に行った


ぱっと見 一番イケメンな人は幹事で既婚者だった。。。


あとの二人は う~ん ちょっと色々と微妙だぞぉ~


合コンはお見合いに比べて グレーゾーンが多い


だからこそ 深入りできずに 一晩の飲み友達で終わる・・・



・・・



2件目の合コンは、テニスサークルの人からのお誘い


4対4で 同年代のおっさんぽくない人たちが並ぶ


ん?! ひとり女? いや、少年?


とりあえず 幹事夫婦が色々と計らってくれて


全員と話ができて 会は楽しく進んだ




そして、謎な人は女でも少年でもなく


ちょっと年上の青年だった!!!


ここは軽く相手しておこうと思っていたら


なんとその人 中国の大学を出たというツワモノ!


一人で海外を平気で歩ける だけでなく 大学まで行った!


そんな たった一つの情報がために 食いついた女がいた!




わたしだっ!!!




その色白で 黒ぶちのメガネをかけた 


女子みたいな男子に ぐいぐい攻め込んでいく


こんなレアな人材は 地元では見つからない


そう この合コンは 都会から転勤してきている人たちのあつまりなのだ


しかも 転勤は期限付き すぐに帰ってしまうのである


こうなったら うまくいったらついていくしかない!(笑)



縁もたけなわで お開きになったところで


幹事の提案で 連絡先を交換することになった


ケータイを持ってそわそわしても


向かいの女子のとなりにいってしまった その人から 声がかからない・・・


視線を落としてみたら・・・


案の定 「交換する?」との声


待ってましたと笑顔を投げかけ 赤外線




大満足で店を出て 別れ際に呼び止められた


その人にかって? いや 別の人・・・


連絡先を交換しなかった人に 聞かれたのである


仕方なく交換




みんなを見送る女子


さっそくまとまって あーだこーだの反省会?!



すると メールが鳴る



私? だけじゃない、もう一人


なんと二人とも 送り主は最後にアドレスを聞かれた人


内容もほぼ同じ・・・


バカだねぇ~・・・この人



それにしても まさかまさかの 大穴


あの女子みたいな人に こんなに興味深深になるとは


都会に戻ってしまう前に どうにかして仲良くなりたい


肉食魂がうずきだした・・・