心理カウンセラーのくせにあまりにもくだらなさ過ぎる夫婦喧嘩をした | 心の健康をサポートするカウンセラー 松田大亮 in 徳島

心の健康をサポートするカウンセラー 松田大亮 in 徳島

心の健康や悩みの対応、生き方のヒント、キャンプをツールとしたコーチングなど、日常に役立つ心理学を軸に様々な情報をお伝えしています。

JCCF認定シナジーコーチカウンセラー

心と身体の健康サポーター

キャンプセラピスト
キャンプインストラクター

心理カウンセラーの僕が、普段からアンガーマネジメントや人間関係づくりやコミュニケーションの仕方や感情コントロールについて、多くの人に伝え説いている僕が、妻と大喧嘩しました。

 

 

その理由は…

 

 

「俺のコップどこ?」

 

「知らん!」

 

 

が事の始まりでした。

 

 

 

しょうもな!

 

 

 

はい、それが心理カウンセラーの日常です。

 

 

情けないですが、その程度のマインドでカウンセラーをやっています。

 

 

 

もう少し詳しく話します。

 

 

 

その日は外の仕事がたまたま早く終わったので、早めに家に帰ってきました。

久しぶりに翌日は、梅雨時期の晴れ予報なので妻と剣山~次郎笈縦走しよう、あ、つまり登山ねということにしていたので、それもワクワクモードだったわけです。

 

で、帰ってくると妻は先に帰ってきていて、リビングでなんかスマホをいじっていました。

 

「おかえり」

 

「ただいま」

 

「早いな」

 

「まあ、たまたまね」

 

といった何気ないやりとりをしました。

その後、せっかくなので、最近密かに購入したハーブティを淹れてやろうと思い、タンブラーのコップを探したんです。

 

ところが、

 

あれ?ない…

 

いろいろあちこち考えられるところを探したんですが、コップが見つからないんです。

 

こういう時に自分はいつもちょっと躊躇します。

妻にありかを聞くか聞くまいか…

 

でも自力では見つけれそうもなかったものですから、意を決して聞きました。

 

自分「なあ、僕のお気に入りのタンブラーのコップ知らん?」

 

すると、即座に回答がありました。

 

「知らん!」

 

 

はい、きました。

予想通りの傷つき反応ポイントです。

これがあることを恐れるから、聞くか聞くまいか躊躇するんです。

そして予想通りプチ傷つき。

 

なぜ、傷つくかというと、僕が極度のHSPだから。

 

「知らん」の言葉の裏側には、「アホか、そんなん自分のもんぐらい自分で管理せえよ。いちいちそんなことで人に頼んな!ビチクソが‼」っていう感じに聞こえてるんです。

 

そう、ネガティブ妄想反応がひどくてめんどくさいんです。

 

 

でもひるんだらあかん…と気を取り直し、

 

「ここにないんやけど…どこにあるんかな?」

 

とがんばって聞いてみると、

 

妻「いつものコップの入ってる下の引き出しにあるだろ?」

 

と返ってきました。

 

下の引き出し?何度も見たんやけどな…と思いつつ、また開けては、中の物を取り出して奥までのぞいては、無いので別の引き出しを…と何度も何度もキッチンのありとあらゆる引き出しを開けたり閉めたり開けたり閉めたり、ゴソゴソゴソゴソと…

 

あかん、どうしてもみつからん・・・

 

もう無理、見つけれん…

 

汗ができてきました。

 

 

そして、リビングに座っている妻の方を見やると、ずーっとスマホでゲームをしてるんです。

 

 

これだけ僕がイライラしながらコップを探してるのに、知らんふりしてひたすらゲームをしてるんです。

 

 

ゲージが一気に上がって

 

 

ブチっ!

 

 

「ちょっと、ええ加減に助けてくれや!」

「なんで知らん顔して、無視しとんのよ」

 

「はあ?なんでそんなおっきい声出すの?」

 

「さっきから、コップがないからどこか知らんかって探してるやろ?」

 

「だから、知らんわよ。引き出し見てみって言ったやろ!」

 

「見たよ。でもないから聞いてるんやん」

 

「だったら知らんよ」

 

「なら私も知らんからって、言ってくれよ」

 

「言ってるやん!知らんて!」

 

「そんなことでそんなに怒るん?」

 

「俺が探してるんやから、なんか無視せんとって言ってるんやん!」

 

「そんなん、あんただって昨日わたしが散歩から帰ってきてお腹痛いって寝とったら、なーんも声もかけてくれんかったやん。めんどくさそうな顔されたもん」

 

「ほんなら、その報復の応酬をいつまで続けるん?」

 

「わたしだって仕事から帰ってきて、ゆっくりしたいわよ」

 

 

 

と、水掛け論の応酬をやりまくって、お互い完全にブチ切れてしまいました。

 

 

こうなるともう同じ空気を吸うことができません。

 

 

妻は家を出て車でどこかへと消えていきました。

 

 

 

翌日は、登山の予定でした。

もしかしたら機嫌がなおって、約束通り行く気になるかもと思い、僕は4時に起きて装備を準備して待っていました。

 

ですが、起きてきません。

ついに8時がきました。

 

起きてきません。

さすがにこの時間まで起きてこないと、剣山登山は行けません。(夕方にカウンセリング予約が入っていたので)

 

 

ああ、一緒に行く気がない → まだ怒ってる

 

そう判断して、一人で別の山へソロ登山に行くことにしました。

 

帰ってきても妻は僕と顔を合わすことを徹底的に避けていました。

 

 

果たして…

 

 

そのまま3日間、口をきくどころか顔も合わしませんでした。

 

 

という経緯ですが…

 

 

 

 

さて・・・

 

 

 

これ、何がいけなかったのでしょう?

 

 

私も怒りが沸点に達していたので、しばらくは熱を冷ます時間が必要でした。

ですが腐っても鯛

さすがにカウンセラーを名乗っている以上、内省しないわけにはいきません。

 

 

 

僕はいったい何に対して怒りが沸いたのか?

 

 

 

ここでよく間違いがちなのは、「コップがない」ということを問題にしてしまう人がいます。

 

たしかにそれがきっかけだった…

 

ですが、ただのきっかけにしかすぎない…ということでもあります。

 

 

僕がムカっとしたのは、妻の態度です。

 

 

自分は妻のためにハーブティを淹れてあげようとして、そのために必死にコップを探しているのに…

必死に探しても見つからず、右往左往しているのに…

 

妻は知らん顔してスマホのゲームに興じている…その態度。

 

 

俺は、必死で困っているのに…  

 

完全に無関心で、スマホで遊んでいる…

 

 

ここですよね。

 

ほかならぬあなたのために苦労しているのに…

 

 

 

〇〇なのに…

 

とくれば、見返りを期待していたわけです。

 

 

では、どうしてほしかったのか?

 

 

「見つからんの?」

「おかしいな」

「どうしたんやろね?」

 

 

が欲しかったんです。

 

コップは無くったっていいんです。

必死に探して困っていることに対して、共感の言葉が欲しかった。

言葉じゃなくても、関心を示してほしかった。

 

 

 

なのに…してくれなかった。

 

 

この「期待外れ」に対して怒ってたんですよね。

 

 

じゃあ、自分はどうすればよかったのか?

 

 

「なあなあ、ここにあるはずやけどやっぱり無いんよ」

「ほんまに知らん?」

「どこやったんやろ?」

「なんか考えられることある?」

 

 

と浮かんだ言葉を全部口にすればよかったんだと思うんです。

 

でも言えなかった。

 

 

いつもそうなんですが、言えないんです。

 

浮かんだ言葉をそのまま口に出すということが。

 

 

なぜ言えないのか?

 

 

それは…

 

傷つくことを恐れているから。

 

 

「知ってる?」 と聞いて、

 

「知らん」

 

と言われると、否定されたように感じるんです。

 

 

「なあ」と喚起して

 

「はあ?」

 

と言われると、「めんどくさいこと話しかけやがって」と思われたのかもと勝手に傷つくんです。

 

「なんで?」「どこ探しよん」「もう」

 

などと言われると、勝手に拒否や否定をされているような気分に感じてしまうんです。

 

 

だから言えない。

 

 

プチ傷つきワードのストックがあって、これを言われると気分が下がる、しんどくなる

 

自分がしんどくなるものだから、人に対してももそのワードは使わない

 

 

そうすると益々、使用言語が少なくなるという負のスパイラルに陥る。

 

 

これが、コミュニケーション苦手型HSPの特徴です。

 

 

 

 

ビビってるんです。

話しかけることに。

 

相手の何気ない言葉に勝手に反応して勝手に傷ついてしまう。

 

実は相手は何とも思っていないのに。

 

 

 

 

花粉症と同じです。

 

花粉症は、花粉に反応して不快な体の症状がでてしまうというアレルギー体質だからですよね。

花粉が悪いわけではないですよね。

 

ただ、反応してしまう体質の問題。

 

だったら、対処法は、体質改善をするか、防御するか。

 

 

 

 

考えたら妻は悪くないんです。

 

ただ、遊んでいるだけ。

 

 

僕が勝手に、自分に関心を持ってくれるように期待し、妻の態度に過剰反応して、ブち切れただけなんです。

花粉に反応しただけなんです。

妻(花粉)に怒りの矛先を向けるのは、お門違いだったんです。

 

 

妻も登山に行きたかっただろうに、楽しみにしていたんだろうに、僕がぶち壊してしまったんです。

 

 

これは、謝らなあかんやつや。

 

 

 

ただ・・・

 

 

この「謝る」ということのハードルの高さがみなさんに分かるでしょうか?

 

人によっては、

「簡単なことやん」

 

「ごめんて言うだけやん」

 

とお思いでしょう。

 

 

ここで気づきました。

僕のクライアントさんもよく言ってるなあ…と。

 

「頭ではわかっていても心が拒否している」と。

 

 

なぜこうなってしまうのか?

 

 

 

妻の頭の中は十分に想像がつきます。

 

「たかがコップごときで、なんでそんなにブチ切れられなければならんの?」

 

この一点です。

 

 

そう、本質がズレてるんです。

 

もはやコップなんてどうでもよくて、問題はコップなんかじゃなくて、スマホゲームに没頭しているお前の態度や!

 

と僕は言いたいという問題認識のズレに納得がいってないんです。

 

 

それを再確認したのは、昨日、スーパーのセブンに行った時の出来事。

そのスーパーはレジがセルフレジなんですね。

で、現金を投入したら、機械がエラーを起こしてヴィーヴィービヴィーと警告音が鳴り始めたんです。

どうすることもできませんで、困ってたんです。

でも店員さんが目の前にいるのに、その店員さんはそんなデカい音が鳴っているにもかかわらず、まったく僕のところに来てくれないんです。ずーっとなんか商品をいじってるんです。こっちを見もしない。

その間、ずーっと鳴っている。

そこで僕が「すいません!これ、どうしたらいいんですか?」と声を張って店員に呼び掛けてはじめて来てくれたんです。

 

僕は内心、「なんちゅう店員や!」とブチ切れていました。

 

そして、嫁と一緒や!

 

 

って。

 

 

つまり、こっちが謝っても、妻は結局、「問題はコップや」と思われたままで妻の意識は変わらないじゃん!

「あなたの態度がイヤだった」ということをたとえIメッセージで伝えようとも、それは妻の逆鱗に触れてさらにキレられるのは目に見えている…

この不納得感がある限り、一方的に自分が切れたのが悪かったと罪を背負うには、プライドが許さないのでしょうね。

 

 

だからなかなか謝れない。

 

 

 

果たして僕がやったことは・・・

 

 

 

妻の機嫌がいい時の顔を思いだすことにしました。

妻が旅行を楽しみにしている時の態度を思い出すことにしました。

妻が喜んでいる時の顔を思い出すことにしました。

 

そして、「僕」ではなく、「誰かに」怒鳴られ、傷つけられたんだと思うことにしました。

 

そうすると・・・

 

 

なんだかかわいそうに思えてきました。

 

 

 

すると、

 

「謝るか」

 

という気になってきました。

 

 

 

言いにいくと、妻は私の顔をみるや般若のような形相をして睨みつけてきました。

 

その顔に向け、

 

「この前はごめんな」

 

 

というと、戦闘態勢で言い返してやろうと身構えた顔のままで

 

一瞬、逡巡し

 

怒ったままの口調で

 

 

「まあ、ええよ」

 

 

と言ってくれました。