感想 / 究者のための特許入門 元特許庁審査官の実践講座(渕真悟/著) | 転職!キャリア!を考える

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複数回の転職を経験している自分の体験に基づいて転職キャリアについて考察します。また最近読んだビジネス書についても評価・感想をコメントします。

☆4 著者が特許庁にて特許審査をされていた方なので、出願書類の内容や

   普通見えにくい審査側の視点もあり読みやすいながらも詳しい内容で良い。

   出願するに当たってしっかり理屈をインプットしておきたい人にオススメ。

   逆にここまで知らなくていいよと言う方は気になる部分だけ読めばOK

 

特許出願プロセス

下記のように特許出願提出は色々と分岐がある。審査請求から1〜2年くらいで

最初の連絡(ファーストアクション(FA))が届きますが、FAの90%以上が

拒絶理由通知書ではあるが、一発で特許査定になることはほとんどない。

 

出願→公開(1年半後)→審査請求(3年以内)→

 

審査→特許査定

審査→拒絶理由→

 

手書き補正書・意見書の提出→特許査定

手書き補正書・意見書の提出→拒絶査定→裁判請求→

 

審判→特許査定

審判→拒絶審決→出訴→上告

 

特許取得費用

特許事務所を介した場合は、1件の特許(請求項数は5)について特許庁へ

支払う金額と合わせて80万以上かかる

 →特許出願、特許取得、その後の特許権維持に必要な費用合計

 

特許権取得までの時間

1件の特許について、出願から審査の結論が出るまで、4〜5年程度かかる

 

審査の手順

審査開始→産業上利用できる発明である新規性がある進歩性がある→特許

 

競合他社がどのような特許を取っているかは見てみるとよいなと感じました。