不登校について 12 | Life's a journey not a race

Life's a journey not a race

いきあたりばっちり

高校生活


中学を無事に卒業して
定時制高校に入学


制服はなく髪型も自由
校則も特になく
同年代が多いけど
年齢もバラバラ

普通高校と違うところは
・遅刻、欠席の連絡は本人がすること
・バイトはすること

普通の逆
社会に出たら遅刻、欠勤等の連絡は自分でしなければならないのでその練習
昼間は時間がかなりあるのでアルバイトをして
その経験を就職に活かす

が主な理由
納得・・・

本人的には
言われたことはやらねば
という気持ちと
2年間もおウチにいて
学校に通うようになっただけで
ものすごい変化なのに
その上バイトってハードル高い


学校にはちゃんと毎日通った
なんと皆勤

そんなに自分で学校に電話するのが嫌なのか?
理由はともあれ凄い成長おねがい


バイトは
面接で何度も何度も落ちて
メンタルが傷ついてた


中華チェーン
ファミレス
うどん屋
スーパー

どこも人手不足なので
面接まではスイスイ進む

面接の日程を決める時
いつがいい?
と聞かれて答えたら
その日は店長がいないからだめ
その日はムリ
と威圧的に言われ

ダメダメ言うなら
この日かこの日はどうですか?
って向こうが提示しろっっっ
電話切ってから怒ってたムカムカ

そりゃそうだ

会う前から面接官に対して印象悪くて
それでも勇気を振り絞って行ったのに


第一声が
なんで定時制なのぉ?

オトナ目線で言えば
まずは世間話から場を和ませようかと
とりあえず言っただけだろうけど


本人にとっては

不登校からの定時制
そのストーリーを語らないといけないのか

でもどう伝えたらいいのか
どこまで伝えられるのか
戸惑い
そこで言葉に詰まり
沈黙もやもや


やる気なさそうに見えるのか
コミュニケーションがとれない子だと思われたのか
不採用が続き
残ったのは

面接が怖い


そういう質問には
伏目がちにして

家庭の経済的な事情で・・・

と答えれば
その質問は2度としてこないからそう言ってみ?

嘘はいやだ


おいおい
青春だね
真っ直ぐで眩しいよ乙女のトキメキ



高校の面談ではバイトの話になり

面接には何回か行ったんですけどね
と答えたら

面接に行けるって事は行動しているって事なので
素晴らしいです
バイトするするって言いながら
動かない子もいますから
面接は向こうがこちらを判断する場ではなく
こちらが職場を判断する場だと思いましょう

褒めて励ましてくれた

やっぱ
教育者はスゲーなキラキラ


年末年始の郵便局
年賀状仕分けバイトの募集のチラシ
薦めてみたら
どんな仕事なのか想像ついたからか
黙々と働けそうだからか
申し込んだ

なんで定時制?
のつまらん質問もなく
淡々と業務連絡的な面接のあと
必要書類を渡された


これがまた!
私がバイトしていた頃とは全く違って
書類が多くて多くて
短期バイトでこの量いる?

説明しながらサイン
説明してサイン
市役所で書類もらって
マイナンバーのコピー
学生証のコピー
サイン
サイン


こんなに大変ならもう行かない!
面倒くさい!
何回か爆発してた爆弾


初のバイト
班長が良い方だったようで
初日の休憩時間
所在なさげに立ってた子に
これで何か飲みな
って300円くれたらしい

最終日
配達に行くから先にこれ渡すね
お年玉くださったお年玉
ちゃんとポチ袋に2000円


私、色んなバイトしたけれど
ジュース奢ってもらった事もあったし
ご飯ご馳走になった事もある
だけど、お年玉はない
10日間位の短期バイトでお年玉ハッ


いや、違うな
私があげる側になった事もない

高校生のバイトの子に
お年玉なんてあげた事ない
ジュース・・・奢ったかな


私がやってあげてない事なのに
まわりまわって
子供が受け取って


バイトをするまで
できるようになるまで
ものすごく時間がかかったけど
いい人に出会えてよかった

次の年も年末年始は郵便局で働いていた
その班長とは一緒ではなかったみたいだけど

今年はどうするのかな
経験者には連絡が来るから
返送していたけど
やるのかな

素敵なオトナに
これからも
会えますように

そして私も
そういうオトナで
ありますように流れ星