皆さんこんにちは。副院長の福です。
さあ、ゴールデンウイークも終わって、お仕事の季節がやってきましたよ。お天気も変わりやすくなっています。体調の管理には十分ご注意ください。
新社会人の皆さんは、ゴールデンウイークをどう過ごされたでしょうか。彼女(彼氏)とデートですか、それとも初任給で母の日のプレゼントでも選びましたか。
今回は、社会人としての「お金あれこれ」の4回目です。今回は「年金」についてお話ししたいと思います。
「年金」といえば、「消えた年金問題」を覚えていますか。自分では払っていたつもりの年金が、厚生省の記録上に見つからず、年金の支払い額が減ってしまう人が大量に見つかり、このため自民党政権が倒れて、政権交代が起こるきっかけとなった事件です。ことほど左様に年金問題は重大問題です。今では、誕生日月に「年金定期便」が送られてきます。「年金定期便」には、今までの年金の払込額と、このまま払い込み続けた場合の年金受取額が書いてあります。若い人にはピンと来ないかもしれませんが、月々いくら年金として支払っているのか、きちんと確認しておきましょう。ちなみに、私は、この「年金定期便」だけは、政権を取った民主党の唯一の成果だと思っています。
日本の年金制度はとても複雑で、その複雑さゆえに役人どもに付け入るスキを与えてしまうのだと思います。少しでも正しい知識を蓄えて、役人どものミスの犠牲にならないように身を守りましょう。
日本の年金制度は三階建てといわれます。一階は国民年金です。基礎年金ともいわれ、すべての国民が20歳を過ぎると、加入することになっています。そして、二階が皆さんの場合は「厚生年金」になります。月々の給料から一定の割合で、半分を皆さんが、半分を会社が拠出します。ここまでは何もしなくても、勝手に、会社がやってくれます。
しかし、問題は三階部分です。昔はこの部分を「「厚生年金基金」といったのですが、これも役人の悪意と不手際で消滅することになっています。現在はこの部分を「確定拠出型年金」(iDeCo、イデコ)と呼んでいます。正確には「個人型」」と「企業型」がありますが、ほぼ同じと考えてよいでしょう。「確定拠出」とは、月々の払込額が決まっているということです。この資金で対象の商品を購入するのですが、提供される商品は、元本保証の定期預金のようなものから、株式投資信託のように値動きが大きく元本割れの可能性のあるものまで様々です。商品を提供するのは金融機関で、「個人型」では個人で金融機関と契約しますが、「企業型」では企業が契約している金融機関から購入することになります。
iDeCoは所得税の控除対象となるので、大変有利です。しかし、選ぶ商品によっては、元本割れの可能性もあるため、ある程度の金融商品の知識が必要となります。今すぐ始める必要はないでしょうが、勉強をして、収入に余裕が出てきたら、ぜひ活用したい制度ですね。
社会人として生きていくためには、お金はとても重要です。お金と金融商品の知識を身に着けて、賢く世の中を生き抜きましょう。
それではまた。