東京ドーム公演の記憶。これで最後です。

Bステージと呼ばれるサブステージに移動したテイラー。Delicateが始まる前のMCの時もほかの時も「モリアガッテル?」や「サイコー」、「アリガトウゴザイマス」など日本語をたくさん話してくれた。どれもめっちゃかわいかった。

◯Shake it off
この曲のイントロが始まった瞬間に、会場の雰囲気も一気に盛り上がったのを感じて、この曲がいつしかテイラーの代名詞になっているんだなあと感じた。ダークな衣装が多めの今回のツアーの中で唯一といっていいカラフルな色の衣装で踊りまくるテイラー。オープニングアクトとして会場を盛り上げてくれた、Charli XCXちゃんも飛び入りで参加し、終わった後はテイラーと強くハグしていた。
撮った写真を見返していると、2日ともこの曲だけ全く写真撮ってなかった…それだけ踊ることに夢中だったんだなぁ。


パッチがたくさん付いたキラキラのグリーンのジャケットを羽織り(この衣装がrep Tourの衣装の中で一番好きです)ギターを弾き始めたテイラーを見ながら、サプライズソングはどれを歌ってくれるんだろうとドキドキしていた。

◯Dancing with Our Hands Tied /I Know  Places 
東京ドーム1日目のサプライズソングはこの曲。
この瞬間だけは、テイラーとギター一本のみ。
1989ツアーの時も思ったけれど、ギター1本とテイラーの歌声だけの場面を設けてくれるのはとても嬉しい。テイラーの原点を思い出す。


I know placesのイントロをテイラーが歌い出すと、観客から大きな歓声が上がった。私はといえば「ヤバイヤバイ」を連呼して、友達の服を引っ張ってしまうくらい、興奮してしまった。
日本1日目のサプライズソングとして、I know placesをどうして選んでくれたんだろうか。深い意味はないのかも知れないけど、機会があればテイラーに聞いてみたいなぁ….
1989の時とは違い、しっとりした歌い上げで本当に大興奮だった。


◯So it Goes... / Wildest Dreams 
東京ドーム2日目のサプライズソング。
So it Goes...は、実はreputationのアルバムの中でかなり上位に入るくらい好きな曲なので、アメリカ公演では常に歌われない曲と知って、とても悲しかった記憶がある。なので、生でこの曲を聴けて本当に嬉しかった。
怒られるかも知れないけど、このツアーの1曲目はSo it Goes…から始まっても全然おかしくないとずっと思ってて。スモークを焚かれた奥からテイラーが現れて、see you in the dark…と歌い出す。ええやん!めっちゃええやん!そんな妄想をたまにしていた。
そして、reputation Stadium tourの最後を締めくくるサプライズソングは、Wildest Dreams 。198ツアーではピアノの弾き語りで聴いたこの曲が、歌唱力を増して、ギターの弾き語りで戻ってきてくれてとても嬉しかった。なんとなくAll Too Wellかこの曲のどちらかかな、と思ってたので、やはりという気持ちもあった。

そして、曲が終わり、通路を渡って隣のステージに移動する時にファンと交流を持ってくれたテイラー。初めて動画この光景を見たとき、彼女のファンを思う気持ち、優しさに涙が出た。彼女はファンを信頼して、少しでも触れ合える時間を増やそうとしてくれた。その気持ちに応えるように、スクリーンに映るファンの方の顔はみんなとても笑顔だった。

◯Blank Space
巨大スクリーンの映像もすごかった。

◯Dress
幻想的な雰囲気の中、しっとりと歌うテイラー。でもtake it offと歌うところではドレスをふりふりして、美しい御御足をさらしてくれた。ダンサーたちも白い衣装でクルクルと舞い踊り、ステージを彩っていた。テイラーが指でハートマークを書く仕草をしたの、可愛すぎてどうしようかと思ってしまった。

◯Bad Blood / Should’ve Said No 
一気に会場は真っ赤に染まり、テイラーの歌声も力強さを増していく。怒りと悲しみ、どちらも含んだこれらの曲は似ていて、今回コラボしてくれて嬉しかった。Should’ve Said Noのイントロをバンドが演奏してくれた時は、カントリーとロックが融合したー!と興奮した。
Should’ve Said Noは雨のパフォーマンスが有名だが、こちらもめちゃくちゃカッコいい。
テイラーはメインステージに戻り、ダンサーたちはステージの上からつられてカッコ良いパフォーマンスをしていた。

◯Don’t Blame Me 
この曲も好きなパフォーマンスのひとつ。
テイラーは身体や髪を使って表現するのが昔からとても上手だよなぁ。今回のツアーはよりダンスも踊って、頭を振り乱している。そして、この曲はなんと言っても、Oh,Lord save me, my drug is my baby I’ll be using for the rest of my life で手を広げ、天を見上げるテイラーが最高。東京に女神降臨しました。


◯Long Live/ New Year’s Day 
泣いた。この曲が終わった後に、はにかみながらファンにLove you,guys って言ってくれて泣いた。嬉しくて嬉しくて、コンサートが終わった後すぐにSNSに投稿したくらい。本当に大好きだ。

◯Getaway Car 
曲が始まる前に、テイラーが書いた詩が流れるのもとても感傷的な気持ちになった。最後のSaid ‘goodbye’ in a getaway carでテイラーがバイバイと手を振る仕草をしていて、私も負けじと振り返しました。



◯Call It What You Want 
reputationの中で一番好きな曲。生で聴けて嬉しかったー。

◯We Are Never Ever Getting Back together 
ちょっとロックっぽさが加わってた。バックシンガー達と座ってお喋りするように歌っていたのに、急に立ち上がって歌い出すのがめちゃくちゃかっこよかった。この曲のアレンジ対応力すごい。1989ツアーのガチロックバージョンも好きだったが。

◯This Is Why We Can’t Have Nice Thing 
楽しかったコンサートもいよいよ終わり。ステージには噴水が登場し、ダンサーもテイラーも踊りまくる。会場も最高に盛り上がり、終わらないで、行かないでと何回も思った。



今回の全53公演のツアー全てに参加した日本人ダンサーさんがふたりいる。
MAHO UDOさん。 MARIA WADAさん。
本当にかっこよくて、大好きな方々だ。
2日ともテイラーは最後に二人と手を取り合って、右に左に中央に、とステージを走って沢山のファンに感謝を示してくれた。また、2日目の最終公演では、一緒に長いツアーを走り抜けてくれたダンサーみんな、バンドのみんなと、お互いを称えあっていた。


これは涙無しには見れなかった。と、書いている今も、実は思い出して泣きそうになっている。
素敵なダンサー、バンドと共にこんな遠くの日本まで来てくれて、感謝しかなかった。

reputation Stadium Tourは私にとってより愛おしい思い出になった。勿論、今までのツアーも最高に大好きだが、テイラーゆかりの地、ナッシュビル公演に参加したこともあり、より大切に思う。
私のとても平凡な、流れる日々の中で、今もあの日々だけが過ぎ去らず、いつまでも確固となる形を持ってここにある。
アルバムを開けばいつでもあの日に戻れるが、あの興奮はあの時一瞬だった。

また、いつか違う形でもあの興奮に、戻れたらと思っている。