―映画「俳優は俳優だ」はイジュンの初主演作である。
イジュン:僕一人だけでこんなにたくさん出番があったのは初めてなので、まだ実感が湧いてこない(笑) 今はただ緊張しているだけだ。まだ完成された映画を見ていないが、素敵な作品になっていたらいいなと思う。
―本人の映画主演についてMBLAQのメンバーたちの反応はどうだったのか?
イジュン:最初はみんな信じなかった。「立派な俳優さんも多いのに、どうしてお前が主演なのか?」と言っていた。特にジオがそうだったが、最終的にメンバー全員が、やるなら最初から最後までちゃんとやり通してこいと言って励ましてくれた。ミルが一番たくさん励ましてくれたと思う。バラエティ番組やファンの前では羨ましくて嫉妬していると冗談を言っていたが、心から応援してくれるミルの姿は本当に格好良かった。
―「俳優は俳優だ」に出演するようになったきっかけは?
イジュン:以前、SBSバラエティ番組「強心臓(カンシムジャン)」に出演した時、キム・ギドク監督も映画「嘆きのピエタ」の宣伝のために出演していた。その時ちょうどシン・ヨンシク監督が収録をモニタリングしており、収録が終わった後、キム・ギドク監督から電話番号を聞かれた。詳しい話は分からないが、2人が僕の出演について予め話をしていたようだ。
―シナリオを受けて12時間も経たないうちに映画に出演すると言ったと聞いたが、本当なのか?
イジュン:僕はまだ出演オファーを断る立場ではないと思う。やらせてくれるなら、ただ感謝する気持ちで頑張ろうと思っている。難しそうだとは思ったが、実際にはシナリオを受けてから1時間半で無条件に出演したいと思った。
―イジュンはどんな俳優なのか?
シン・ヨンシク監督:アイドルであるにもかかわらず、ベッドシーンにも躊躇せず、全裸になること以外ならどんなショットでも大丈夫だと言ってくれた。イジュンは映画の技術的な要素ではごまかせない演技に対する切実さと情熱を持っている。以前、プライベートでアイドルと会ったことがあるが、彼のようなマインドを持ったアイドルは初めてで新鮮な衝撃を受けた。
一番記憶に残る撮影シーンは?
イジュン:ベッドシーンを24時間かけて撮影した。その間ずっと服を脱いでいたが、撮影現場には女性スタッフもいたので恥ずかしかった。長い間、服を脱いでいたら目まいがしてきて、精神的にも、体力的にも大変だった。アイドルの中でも今回のように強烈なベッドシーンを披露したのは僕が初めてだと思う。アクションシーンはたくさん殴られたため、記憶に残っている。マ・ドンソク先輩の場合、以前、異種格闘技をやっていた経歴があったので怖かった。でも、いざ撮影に入ると、先輩が上手に少し触れる程度にしてくれた。
シン・ヨンシク監督:私もやはりベッドシーンが記憶に残っている。あ!この映画は本当に全くいやらしい映画ではない(笑) イジュンもそうだが、私もこのようなシーンを演出したことがなかった。それで、ポン・マンデ監督と会ってベッドシーンの撮り方を教えてもらった。ちなみに、意外と多くの監督たちがベッドシーンの撮り方を教わるためにポン・マンデ監督のもとを訪れるらしい(笑)
―しかし、アイドルであるだけに、ファンの反応が心配ではなかったのか?
イジュン:若い年齢のファンには悪いと思っている。でも、大人のファンたちは理解してくれると思う。ただ、母親が少し心配だ。理解はしてくれると思うが、母親がそのベッドシーンを見た後に顔を合わせるのが気まずく、恥ずかしくなりそうだ(笑)
―イジュンは映画で極端なキャラクターの姿を見事に演じてくれた。オヨンを演じながら特別に感じたことがあるのか?
イジュン:オヨンの最初の頃は僕がこの仕事を始めた頃と似ている。演技に対する心構えや自信などがそうだ。違う点は、僕はトップスターになったことがないという点だ。そして、最後にオヨンが惨めに墜落する姿を見て醜いと思った。性格が悪くなり、周りの人たちの影響を受けてどんどん変わっていくが、僕はそんな風にはならないと思うので(個人的には)共感できなかった。

―ソ・ヨンヒ、マ・ドンソク、ヤン・ドングン、オ・グァンロクとの共演はどうだったのか?
シン・ヨンシク監督:彼らはとても立派な俳優たちだ。私は監督として人に恵まれていると思う。人間的に素晴らしいスタッフや俳優たちと作業することができた。イジュンについても、皆が可能性のある新人俳優だと思い、配慮してくれた。イジュンにとっては良い経験となったに違いない。もし、私が俳優だったらそんな彼を見て羨ましがったと思う。
―誰が一番アドバイスをしてくれたのか?
イジュン:ソ・ヨンヒ姉さんだ。映画を撮る前に映画「キム・ボクナム殺人事件の顛末」を見て、姉さんの素晴らしい演技に衝撃を受けた。それで、少し気後れしていたが、姉さんが先に僕のところに来てよくやっていると励ましてくれたり、休みの時間には「ファイト!」と言ってくれて、たくさんの力をもらった。
―次の作品はどの監督とどんなキャラクターを演じてみたいのか?
イジュン:僕を呼んでくれるなら、どんな作品でも良い。チャンスがあれば色んな作品で、色んなキャラクターに挑戦してみたい。
シン・ヨンシク監督:(撮影が終わって)イジュンから本当に色んな演技がしてみたいと、次の作品でエキストラでもいいので出演させてくださいと言われた。彼は単独主演を務めたにもかかわらず、まだ演技への渇望が大きいようだ。
―キム・ギドク監督が脚本と制作を担当したが、この作品をシン・ヨンシク監督ならではの作品にするためにどんな演出ポイントと特徴を活かしたのか?
シン・ヨンシク監督:私とまったく違う方なので、どんな方なんだろうと気になってキム・ギドク監督の作品を選んだ。私も他人からシナリオを受けて映画を撮ったのは、今回が初めてだ。キム・ギドク監督は象徴的なものをベースにして映画を作るタイプだとしたら、私は基本的に事実をベースにして映画を作るタイプだ。そのため、人物たちの事件を中心に物語を描こうと努力した。
―イジュン、シン・ヨンシク監督が思う俳優とは?
イジュン:俳優とは演技をする人だ(笑) 他人の人生を代わりに生きるというより、実際にその人になりきらなければならないと思う。もし、僕が司会者の役を務めるとしたら、司会者として実際に経験しながら演じなければならない。だから、俳優とは怠けずに常に努力する人だと思う。
シン・ヨンシク監督:俳優は私自身だ。映画というのは俳優の人生と裏側だけを描くものではない。私たちはみんな、ある役の仮面をかぶって生きている。例えば私の場合、今は監督の仮面をかぶっているが、家に帰ると父親の仮面をかぶる。私たちは毎瞬間、人生が求める一定の役を演じながら生きていると思う。だから、俳優は私自身だ。
あぁ~
見たい
