バレンタインの日だった
彼はいつも俺には何もするな
そう言っていたのだけど
仕事の合間にニット帽を編んだ
バレンタインに、彼の友達に渡してもらった
早速被って写メを送ってきた
ありがとう
俺はこれを被って逝くと
まだまだ大丈夫
いかせないよ!
そう言って電話を切った後
私は泣いた
泣いても仕方ない
けどうれしくて泣いた
何もするなと言ってた彼が
子供みたいに喜んだ
それからは毎日被っていた
時間ぎ短い事を
うすうす気づきはじめたことだった