娘は生まれたときからおっとりしていて決して発達の早い方ではなかった。
よく寝てよく食べるので体は大きかったけど言葉などは遅い方だった。
今で言う「マウント」を取る同じマンションのママ友によくこう言われた。
「太ってる子って知恵遅れとかも多いんだって」
「うちも太ってるけどうちは家系だから。〇〇ちゃんは検査してもらったら?」
今考えたら何で言い返さなかったのか不思議なくらいの暴言。
いつも自慢ばかりで大嫌いな人だった。
娘が高い目標を持ってそこに向かい始めた時に私は不安ながらも気持ちが高揚して、まだ手にしていない勝利を手にした気になってしまった。
うちの子だってできるのよ、と。
そして油断してしまった。
あのときどうすべきだったか未だにわからないままだ。