「穴があると無意識に埋めたくなってしまう心理作用」

このことを『ゲシュタルトの穴』と呼ぶのだそう。


本棚にスキマがあると、本で埋めたくなりません?

シール手帳を買うと、シールを集めたくなる…

この心理をマーケティングに生かして、購買意欲をかき立てるんですね。


マーケティングの世界では
「ドリルを売るのではない、穴を売れ」
という言葉があるとか。

壁などに穴を開けるために、自然とドリルが必要になってくる。

結果的にドリルを買うことになる。

だから、穴を売れと。


ゲシュタルトの穴と聞いて私が思い浮かべるのは、


『トースター』を売るために、パンの消費を促す必要があるから、そのために「朝食はパン!」という習慣を根付かせたというエピソード。

#仕掛け人はエジソン説



これを住宅販売に関連付けると、

「家を売るのではない、収納スペースを売れ。」
ということになるでしょうか。
(賃貸の収納スペースに物がいっぱいで手狭になると一軒家に住みたくなる)


▼ 家を売るには、収納スペースを売れ。

家電や家具が揃ってきて、物の行き場に困り(収納スペースがなくなり)、部屋が手狭になってくると、収納がたっぷりできる広い家に住みたくなりませんか?


特に持ち家率の高い、東北地方に住まう方には共感されるのではないかと思います。


より広い賃貸に引っ越すというより、思い切って戸建てに住もうという。


わが家も実際に、そういう考えでマイホームを検討し始めました。


その視点で考えると、住宅業界としては、物をたくさん購入してもらう必要があります。


購買意欲を促進する手立てを打つ。


しかし、現状は資材高騰や金利上昇、物価高で財布の紐が固くなる……


やはりこのご時世、住宅物件を売るというのは極めて難易度の高い営業なのでしょうね。。



以上、ゲシュタルトの穴でした!



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