「虫の目 鳥の目 魚の目」という言葉があります。

虫の目は現場を見る、鳥の目は全体を見る、魚の目は時代の潮流を見るといった意味です。

どれも大事な視点ですが、人はつい「虫の目」だけでとどまってしまうようです。



▼ 虫の目・鳥の目・魚の目で見る建築業界

「虫の目」で見ると、私の住む地域は人口が減り続けているのに、新築住宅がどんどん増えている印象があります。

#供給過多

空き家をリノベーションするわけでもなく、空き地を開拓し続けています。

車も新車が欲しくなるように、中古物件より新築でマイホームをもちたくなりますよね。
#新築信仰

この現象は私の地域だけではないと思います。

営業マンの立場に立って考えると、人口が減ろうが、収益を確保するために家を売り続けようとするのは当然のことです。

ただ、日本全体を「鳥の目」で見ると、2033年には3戸に1戸が空き家になると言われています。

空き家に囲まれた10年後を想像すると、少ない人口で地域インフラを維持できるのかなど、いろいろな課題が見えてきます。

建築業者に限らず、私たちも世の中のニーズがどこからどこに流れるのかを見て、どんな未来を迎えるのかを見極める『魚の目』をもっておかなければならないと感じた二日酔いの朝です。


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