クリクリとした目と
艶黒の羽根に身を包んだカラス。
カラスたちは私の生きる世界を楽しませてくれる。子供の頃から好きな生き物だ。
今朝、息子を学校まで送っていた時のこと。
赤信号で停車する私を楽しませてくれたのは、
燃える日のゴミ袋から見つけた食パンの耳3欠片。これをどうにか一度に運びたいと強く強く願う1羽のカラスだった。
賢いカラスがどうやってその3つのパンの欠片を運ぶのか。一枚二枚と上手に重ねくちばしの奥に挟む。そして残る1つを挟もうとすると2枚がくちばしから落ちてしまう。
次は重ねずに1枚ずつ並べてくちばしで挟んでみるが、やはり最後の1つになるとバラバラと落ちてしまう。そうこうしているうちに向こうから登校中の小学生が近づいてくる。
カラスは決断した。
一番小さいパンの欠片を残し2つを重ねくちばしで挟み急ぎ足で飛び立ったっていったのだ。
信号が赤から青に変わり前の車が動き出すまで、あのカラスのための残りのひとかけらが気になった。
家は遠いのだろうか…
直ぐに戻ってこれる距離なのだろうか…
飛び立ったカラスが再び現れることを願いながら車を発車させたのだった。
「カラス可愛いな」とつぶやく。
すると、とある記憶が表に出て来た。
私が20代の頃を共にした大好きだった
6つ上の彼氏のこと。
段々と頭頂部から毛が抜け落ち、
お辞儀をするとバレる若ハゲ。
小学校の教師である彼のあだ名はカッパ先生。
そんな彼の頭頂の毛穴が終わりを迎え
艶やかな肌に変わった頃のこと。
学校の自転車を使い家庭訪問をしていた
雨上がりの午後。
心地好く自転車をこぐ彼を背後から
「バサッ」
1羽のカラスが光る彼の頭に
両足で蹴りを入れてきたというのだ。
光物コレクション?
すかさず自転車を止めサドル後ろに差していた傘を剣のようにブンブン振り回し、
「オレを光物にするな!!」
本気で追っ払ったと話す彼が私に残してくれた、
腹を抱えて笑う思い出たち。
長い月日が過ぎている今日も
「クスッ」
と、しっかり私を笑わせてくれている
楽しいこと好きなこと♪
人生を楽しむために特に力を注ぎたい部分!
以前から動きは速いほうではあったものの、
あーでもないこーでもないと
考えることも良くあったが、チャネリングを人生に導入するようになり変わってきたことは、
とにかくやってみる
行動すると結果が付いてくる。
ダメなら次へ。
しっくり来てもその次へ。
経験すると自分の好き嫌いが
判断できるようになる。
成功や失敗?
さほど重要ではないかもな。
こう思えてきたから不思議なのである。
軽~くなろう。
どんどん軽~くなっていこう
生きとし生けるものすべてが
自由であり幸せであり愛でありますように