歴史認識の対立 人の心に刻まれる傷
ウクライナのゼレンスキー大統領が5月、軍の特殊部隊に「ウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄たち」という称号を与えたことをきっかけに、ポーランドのナブロツキ大統領は、2023年にゼレンスキー士に授与した最高位の勲章「白鷲勲章」について、歴史認識の対立を理由に剥奪すると発表した。ウクライナでは英雄視されている組織の行為が一方で、ポーランド議会では集団殺害・ジェノサイドと認定されている。戦争がいかに独りよがりなものであるかを思い知らされる。一方的な価値観で相互理解が出来ない。人の心を傷つけ、それは歴史に刻まれ、戦後にまでも傷を負ったまま手を取り合うことを困難にさせている。今起きている戦争も癒えることのない傷を双方に刻み込んでいる。失ったものが多いほど、大きいほど、傷は深くなる。1日も早く停戦してほしい。注目をされていない間にも戦闘は続いている。間に入って仲裁する国々や機関が必要だ。