こんばんは。

臨床心理士さんの元に行っためんどりは、パワハラ目撃の話をしました。

臨床心理士さんはかなり重い表情で、めんどりが上に訴えた方がいいと言います。

…被害者が身動きがとれないのであれば、第三者目撃として、めんどりが動いた方がいいと。

…訴えるのはいつでもできますが、上司も私も、上に話すことで加害者に注意がなされ、逆恨みで被害者にまた矛先が向くんじゃないかと危惧していて…

なるべく加害者と被害者が二人にならないように、間に入る人を入れてはいますが、正直これだけでは被害者の心理的安全性を保つには不十分だと思います。

一体どうしたらいいんだろう。

めんどりが被害者の立場なら、離職を検討してるかな。

年度途中に担任がいなくなる事態は避けたいけど、パワハラの自覚がないKYな加害者に関わり続けるのはかなりリスキーだな。

離職の前に休職できるといいんだけど、とめんどりは思います。

いきなり辞めるのはインパクトありますからね。

パワハラの加害者には、いきなり離職が一番ダメージを与えられるんだけど、学校の教員だと、パワハラの加害者だけじゃなくて学級の児童にもダメージ与えちゃうからな…

一ヶ月ぐらい休めば、学級の児童も少しは覚悟するのかな…なんて。

…他の仕事なら、即刻辞めるレベルだと思うほどですが、年度途中で特別な理由なく担任を辞めることを躊躇してしまうでしょうね。学校の先生だと…

学校の教員のパワハラが表に出にくいのは、こういうところだろうな。

めんどりは頭を抱えます。

臨床心理士さんは続けます。

…パワハラを止めるには、第三者が知っているということを伝えることも必要だと思います。現に、パワハラ加害中にめんどりさんが靴音響かせて歩いてきたら止めたんですよね。

確かに。

パワハラ加害者は、自分の悪事を他の職員に知られたくないと思ってるなら、めんどりが来た時に平静を装ったんだろうな。

平静を装うくらいなら、隠れてパワハラするんじゃないよ。

本当に嫌な奴。

嫌な奴が身近にいるのがわかって、めんどりがうつ気味になってるというのに。

…パワハラ目撃を、めんどりが上に直接言うのが難しいから、めんどりの見たことを誰かに伝えて、その誰かが代わりに上に伝えてくれたらな。

最近流行りの退職代行サービスって、電話代行サービスもしてくれるから、めんどりの代わりにこの窮状を伝えるってことはできるんだろうか。

臨床心理士さんは、パワハラされている本人はいうまでもないけど、回りの人の気分を害して職場環境を悪くしているのは良くないと、静かに怒りを表します。

…そういえば、前に見た資料に書いてあったけど、パワハラで教育委員会に通報された教師のうち、50％ぐらいがパワハラの自覚がないんだそうだ。

周りが嫌な気分になってる中、パワハラの加害者はそれに気付かずにいるのは信じられないけど…

…でも、神戸の教員パワハラカレー事件は、加害者達がパワハラの意識が薄いからあんな恐ろしいことができたともいえるし。

そういう人ってパワハラ見つかっても、自分が悪かったと思わずに、運が悪かったって言うんだよね。

結局めんどりは、臨床心理士さんとのカウンセリングの中で良い答えが出せず、週の始まりを迎えてしまいましたが。

気持ちはどんよりするばかりです。