ブログネタ:一夏の恋、したことある? 参加中私はある派!
本文はここからこんな時間からこんばんは。
思いついたことについて、珍しく真剣に考えていたら泣きたくなってしまい。苦笑
まだ起きてます。
というわけで、しょっぱ切ない恋バナでも。
ひと夏の恋ですか。
考えを巡らせたら一つだけはっきりと覚えている夏恋がありました。
あれは二十歳のことです。
アルバイト先に偶然訪れた彼に一目惚れをしてしまったんです。
彼が纏う空気が桃色になって花が飛び散ったのをよく覚えています(笑)
少女漫画のアレです。まさしくアレ!
そしてなんとまぁ、彼もアタシに一目惚れだったという王道だったんですね。
彼は出向で亜熱帯に滞在していた、長野県出身の2歳年上。
一重まぶたで切れ長のきれいな目をした人でした。
アタシの住む街から何時間も離れた場所に暮らしていた彼。
その日は離れがたくて、彼の仕事に間に合うギリギリまで一緒に過ごしました。
お互いのことを、あったその瞬間までの日々を語り明かしました。
それでも離れがたくて。
彼が男子寮だけど、帰ってもすぐ仕事だけど、寮に帰った時居てほしいな、なんて言うから。
嬉しくて、ただただうなずきました。
真っ暗な男子寮の中を音を立てないよう、二人で笑いをこらえながら、手をつないで歩きました。
彼の言った通り、寮に戻ってすぐに支度をして、仕事へと出かけて行きました。
彼の香りのする二段ベッドで横になりながら、こんなこともあるもんだな、なんて幸せでいっぱいでしたよ。
とても幸せな気持ちで目を開けると、彼がアタシの髪を撫でていて、夢じゃないんだねって言ったらやさしいキスが降り注ぎました。(美化されているかもしれない)
それからの日々は休みの日が来るたびに一緒に過ごすようになりましたが。
ある日彼が深刻な表情で話があると言いました。
もともと出向だからいつかは長野に戻ると聞いていましたが、その日が早まるかもしれないと聞かされて頭が真っ白になりました。
話を聞いた3日後、長野に戻るために那覇のホテルに宿泊している彼に呼び出されたときのこと。
長野ではなく、3年間ドイツへ行くことに決まったこと。そして家族枠があるから婚約者として一緒に来てほしい。何も心配しなくてもいい。ずっと一緒にいよう、しあわせになろうと言ってくれました。
アタシは泣き崩れました。
ホテルに向かう準備をしていた時、母から祖母が亡くなったと電話がありました。
ごめんなさい。帰らなきゃいけない。おばあちゃんが死んじゃった。ごめんなさい。とひたすら繰り返した記憶があります。
祖母の訃報を聞いたあと、すぐに実家に向かわず彼に会いたくてホテルへと向かった自分に対しての罪悪感でいっぱいで、そんな冷たいアタシに幸せになろうって言ってくれる彼に申し訳なくて泣きじゃくったんです。苦笑
今思えば、祖母が亡くなったというショックを一人で抱えきれず彼にそばに居てもらいたかっただけなんだってこと、わかりますが、あの頃のアタシは自分が幸せになることを禁じていたような気がします。
彼はたくさん抱きしめてくれて、髪の毛にたくさんキスをしてくれて、大丈夫だよおばあちゃん待っててくれるよ。ってずっとなだめてくれていました。
ようやく落ち着いたアタシをタクシーに乗せて、返事は後で構わないからね。って言ってくれました。
一旦長野に帰ったあとも、こまめに連絡をくれたのに。勝手に作り上げた罪悪感に囚われたまま、アタシは「一緒にドイツにはいけない」という返事をして、この夏の恋は終わらせました。
でもしばらく手紙やクリスマスカードは届いていたし、一時帰国の際に時間を作っては亜熱帯に会いに来てくれて。
だけれどその優しさに耐えかねて「結婚しました」という嘘を一言書いて返事をしたら、連絡は途絶えました。
静かに涙がこぼれました。声を上げて泣くのは違う、卑怯だって思ったから、でもこらえても涙は落ちてきて。だから静かに泣きました。
今はそれでよかったと思ってます。生きるための逃げはありだと、とある漫画の校長先生が言っていました。
ただ、逃げた先で本当の自分に気がついて、向き合っている最中の今だからこそ言えるんだけどね。結婚してからGIDだと判明したらアタシはポキっと折れていたと思うし。
だからこれはお互い一目惚れという滅多にない経験ができて、とても素敵な彼と出会えて幸せだった頃の、優しい一夏の思い出として大切に保管しておきます。
和知くんの目尻へのキス、大好きでした。
おやすみなさい

