28日、夜中3時半から始まった夜鳴き。
これが最後の全力の甘えん坊になりました。

なにをやってもダメで朝9時過ぎまで鳴き続け、力尽きたようにクッションの上で寝てしまいました。


途中病院に連れて行こうと思ったけど、受付時間に間に合わず。午後の診察まで待つことにしたのです。


13時過ぎ、オムツを替えて。
大量のう●ちしてたので、お尻だけお風呂。

綺麗さっぱりして、寝床に寝かせて、なよも横になって優を見ていたら、優が口をパクパクさせたのです。

疲れ切って声も出せない状態で。

すぐさま抱き上げて、あやしていたら。


深呼吸を繰り返し、いつものように眠ったのです。
けど抱いている手に心臓の鼓動が伝わってこない。胸が動いていない。

とっさに心臓に耳をあて、思わず心肺蘇生してました。

覚悟していたはずなのに、大きな声で優の名前を呼びながら、嫌だ優、逝っちゃ嫌だって叫んでいました。

まだぬくもりの残る体を抱きしめて、声をあげて泣いたのです。
茫然自失とはこういうことなんですね。

その時、豪雨が降りました。
涙雨だよね。
なよの変わりに空が泣いてくれた気がしました。



それから3子に連絡したら、早退してくれるとの返事。

母や妹たちに連絡。


みんな泣いていました。


口々に言うんです。


亜熱帯にはユタと呼ばれる霊能者がいて、その方に「優はなよの厄災を身代わりに受けてくれているんだよ」と言われたことがあって。

だから家族はみな口をそろえて「たくさん感謝しなさい。ありがとうって気持ちを持ちなさい」そう言ってくれました。

だから優が寝たきりになったとき、迷わずみんな会社を休め、辞めて側にいてあげなさいと言ってくれたのです。


3子は自ら認める江原チルドレン。
「動物や花は優しいんだよ。無償の愛を注いでくれる存在なんだよ」そう言って、出来る限りのサポートをしてくれました。


3子が帰宅するまでの間、優をお風呂に入れて綺麗にトリミングしました。

どこに行っても「綺麗な毛の色だね、なんていう犬種?」って聞かれるくらい、とても美しい毛色なんです。


3子が帰宅してから、かかりつけの病院に連絡し優が旅立ったことを伝えると、悲しんでくれました。
知らせてくれてありがとう、そう言ってもらえました。2日おきに輸液しに通っていたのですからみんな優のことかわいがってくれていました。

その後、3子と葬祭場を探し、行ってきました。


3子はお通夜はしなくていいのか?って聞いたけど、なよが耐えられなかった。
冷たくなっていく体、硬直していく体。

気がおかしくなるからと、無理を言って時間ぎりぎりに葬祭場へ。


手続きをしようとした瞬間、なよの呼吸が荒くなりパニック発作の兆候が。


外へ出て、これが最後となる優とのふれあい。
外で泣きながら思いっきり抱きしめて顔中にキスの雨を降らせました。


火葬は合同火葬にしてもらい、慰霊碑にお骨を納めてもらうことにしました。
自然に土に帰るようにしているそうです。


台の上に優を寝かせ、お線香をあげました。
これが最後のお別れです。

受付も何もかも3子がやってくれて、なよはずっと優の側にいることが出来ました。


とてもとても優しい顔でした。
いつもみたいに、なよを見つめるあの表情のままでした。

なよも行くから、それまで娘のフェニックスと過ごしていてね。

そう言って、またね優。と葬祭場を後にしました。


その後、くまへ。


どうしても家へ帰れなかったのです。


くまで元気をもらって、帰宅。


優が使っていたタオルや食器類を片づけ始めたら、涙が出てきて。


3子が今日は眠って、明日やれば?
夜に悲しいことをするのは良くないよ。

と、気遣ってくれました。



優。

最後の最後まで、優しさで一杯の子でした。

1日からの仕事にも気兼ねなくいけます。
2日からの友達との遊びにも行けます。

優は名前の通り、優しさ一杯の子です。



本当に本当にありがとう。


また会える日まで。しばしのお別れです。



でもね、まだ側にいる気がするの。


もう抱くことも抱きしめることもキスもできないけど、いつでも話しかけることの存在になってくれました。


本当に優しさで一杯の子です。


出会えて良かった。
最後を看取ることが、なよの腕の中で看取ることが出来て幸せです。




メールやプチメやコメントを下さった皆さん。
本当にありがとうございます。

優の優しさを胸に刻んで、なよはこれからも一所懸命生きていきます。