直人「なに、どうしたの」
早織「私のこと好き?」
直人「何言ってんだよ、今さら。好きに決まってんだろ?」
早織「じゃあ…」
私はゆっくりとシャツのボタンを外し
すべてをなおちゃんに見せた
なおちゃんの目がパッと見開いて
視線が胸に突き刺さった
私には左肩から胸にかかって手のひら大の大きな赤いアザがあった
小さい時、母からはあなたを守ってくれている神様だと、だから堂々としてなさいと言われてきた
だけど、このアザが嫌で、見えるはずもないのに、見られてると感じ
いつしか、人と深く付き合うのが苦手になっていった
そんな私も大人になってやっと彼氏と言われる存在ができた
いざ、そういう雰囲気になった時に、すべてを知った彼氏にこう言われた
『いつからあんの?なんか…気持ち悪りぃ(笑)』
衝撃の言葉だった
なんで黙ってたの?とも言われた
私は急いで洋服を着て逃げるように彼の家を飛び出した
私はもう二度と恋愛なんか出来ない身体なんだ
気持ち悪いんだと
涙が止まらなかった
その彼とはそれから会ってない
連絡も途絶えた
なおちゃんに出逢って
このことを知られるのが怖かった
だからいつも避けてきた
けど、なおちゃんはきっとそんな人じゃない
そう思ったから私はなおちゃんに私の全てを知ってもらわなきゃと思った
早織「びっくりした?ごめんね」
なおちゃんは黙って私をギュっと抱き寄せた
直人「もしかして、これが原因で最後を避けてきた?」
早織「うん…、大丈夫?」
直人「何がだよ!さおがどんだけ悩んで苦しんでたのかと思うと、、ごめんな、気づいてやれなくて」
早織「なおちゃん…」
直人「嬉しいよ、さおの全てを知れて、俺は嬉しい」
直人「さおの全部が大好きだよ。俺のものになって…」
その夜、大好きななおちゃんと
私はやっと結ばれた
アザのことなんか忘れるくらい
心から互いを愛すれば
そんなの悩みでもなんでもないと
なおちゃんが私に初めて教えてくれた…



