後悔している






この仕事を引き受けたことを



後悔し始めている



始めは仕事として割り切っていた



けど、anの魅力にどんどん引き寄せられていった



いつも側で守ってやってるから、勘違いしてるのかもしれない



そうも思ったけど



あの日



anと口づけを交わして以来



自分でも自分の気持ちが痛いほど分かった



もう、好きになっている



抱きしめたいくらい好きになっている




けど、それはやはり許されることではない



自分が気持ちを伝えなければ済むことなんだ



そう言い聞かして気持ちを沈めた



anには今まで通り接してきた



お互い仕事上の付き合いだと理解した上で



anのことをボディーガードとして守っている





今日は朝からテレビ局の取材が入っていた



近々日韓合同の野外ライブが東京で開催されることが決まり



anも出場することが決定した





マネージャー📱「もしもし岩田さん!」



岩田📱「おはようございます。どうしました?」



マネージャー📱「anが出てこないんです」



岩田📱「え?もうすぐ入りの時間だけど」



マネージャー📱「まだ寝てるのかな~、けど今までこんなことなかったから」

 


岩田📱「体調は?」


マネージャー📱「そういえば、昨日のレコーディングの後、少し喉に違和感があるって言ってました。気分もすぐれない感じで…」


岩田📱「わかった、俺もそっち行く!」


この日はマネージャーが直接迎えに行くとのことだったので、俺は直接現場に来ていた


いつも時間に遅れることのないanが、この日、時間が迫っているのにもかかわらず、電話にも出ないだなんて…


俺はいてもたってもいられず、慌ててタクシーに乗り込んだ




だだの寝坊なら構わない



けど、もし万が一のことがあったらと



心配で胸が張り裂けそうだった







朝の渋滞に巻き込まれ、いつもの倍の時間をかけてやっとanのマンションへ辿り着いた




マネージャー「岩田さん!」



岩田「まだ、連絡取れないの?」



マネージャー「取れないんです。」



岩田「合い鍵は?」



マネージャー「万が一の時、僕が管理人さんに言えば開けてくれるようにはなってますが…」



岩田「まぁ、それは最終手段か…」







何してるんだ、an…



無断で休むなんて、らしくないじゃないか



せめて、電話にくらい出てくれないか



その時、1本の電話が入った








その着信は、anからのものだった