岩田📱「もしもし、an?着いたよ、下で待ってる」


an「はーい!わかった!行きまーす」




しばらくするとanがエントランスから出てきた



an「お待たせ」



いつものかしこまった洋服とはちがって



ダボッとしたワイドジーンズにスニーカー、トレンチコートに黒縁のメガネといったカジュアルな洋服で



ぱっと見、anとは気がつかないくらいだった



an「ん?どうかした?」



岩田「いや、そういった感じもいいね。すごく似合ってる」



an「本当に?ありがとう」



岩田「で、どこに連れてってくれるの?笑」



an「車で20分くらいのとこよ、タクシーで行こう♫」





タクシーに乗りたどり着いたカフェは


隠れ家的な一見さんお断りなお店だった



an「素敵でしょ?」



岩田「よくこんなお店知ってたね」



an「うん、前に連れてきてもらったことがあって。とても美味しかったから、是非岩田さんにも来てもらいたかった」



岩田「こんな素敵なお店にご招待ありがとう(笑)」



an「コーヒーもクッキーも、このクロワッサンもすごく美味しいの!食べて!」






岩田「じゃ、いただきます」


an「どう?」


岩田「うん!美味しい!俺、パン大好きだからさ」


an「本当に?!喜んでもらえて良かった〜」


岩田「電話でも言ったけど、anを守るのは俺の仕事なんだから。気を遣わなくていいよ」


an「いつも私のこと守ってくれて感謝の気持ちです」


an「それに来たかったから。岩田さんと一緒に来たかったから」


岩田「………」


an「どうしたの?」


岩田「こうして2人きりで会うのはあまりよくないよ。いろんな誤解を生むから。どこで誰が見てるかわからない」


岩田「俺の勘違いだったら申し訳ないけど…」


an「なぁに?」


岩田「自惚れかもしれないけど、俺に恋しちゃダメだよ」


an「え?」


岩田「俺は仕事としてSPとして、、」


an「や、やだ、わかってるよ、そんなこと」


岩田「だったらごめん、変なこと言って悪かった」


an「大丈夫、わかってる。岩田さんのプライベートは企業秘密だもんね」


an「ちゃんと仕事だってわかってるから。大丈夫だよ(笑)」


岩田「だよな、なんかごめん本当。なんか俺恥ずかしくなってきた(笑)」


an「岩田さんのことすごく頼りにしてるの。これからもanのことよろしくお願いします」


岩田「もちろん。全力で守るよ」




……………………………………




岩田「今日はありがとう。とても美味しかったよ。」


an「うん、私も久しぶりにあのカフェ行けて良かった」


岩田「さ、入りな。部屋に入ったら連絡して。それまでここで待ってる」


an「うん、ありがとう」


an「あ…」


岩田「ん?」


an「ちゃんと仕事仲間だってわかってるから、こうしてまたいつものお礼に食事に誘ったりしてもいい?」



岩田「………」






岩田「うん、わかった。」



an「本当に?良かった」



岩田「ほら、風邪ひくから早く中入んな」



an「はーい!」



岩田「an!」



an「ん?」



岩田「今日はありがとうな」



an「うん。じゃ、また明日」







なにやってんだ俺 …



予防線を引かなきゃいけないのは



本当は自分の方なのに…