山下「おーすまんな!これないと先に進まれへん」



同僚女子「こんな大事な書類なんで持ってかんかなー」



山下「わりぃ、助かった🙏🏻交通費あとから請求してええから」



同僚女子「ほんまはこれそんな急ぎやないんやろ?」



山下「え?なんでや、急ぎやで」



同僚女子「奈緒ちゃんとなんかあったん?」



山下「なんもないよ!なんでやねん」



同僚女子「じゃ、なんで奈緒ちゃんに連絡なしに急に本社来たん?」



山下「そりゃ、急やったからな」



同僚女子「彼女やのに何も言わんと?」



山下「あ、あとで言うつもりやってん」



同僚女子「そんなこと言うて、まだなんにも言うてへんやろ」






山下「なんやねん、さっきから」



同僚女子「健ちゃんの考えてることぐらいわかるわ。何年の付き合いやと思うてんの」



山下「なんや…まったく、相変わらず鋭いのう」



同僚女子「優しいだけやだめや言うたやろ!」



山下「けどな、奈緒ちゃんの心の奥にはきっとまだ…。俺が焦りすぎたんやないかなって」



山下「元カレとの寂しさを、俺で埋めとったんやないかな…って」



山下「本当は俺のことなんか…」



同僚女子「誰でもええと思ってんの?!」



同僚女子「奈緒ちゃんは健ちゃんを選んだんやで!過去に何かあろうと、今は健ちゃんのことが好きなんやで!なんで分かってやらんの?」



山下「せやけど、」



同僚女子「アホちゃうの?!奈緒ちゃんやないとあかんのやろ?また自分から身を引くん?」



同僚女子「そんなんじゃ健ちゃん一生恋愛なんて出来へんよ!」



山下「どしたん?おまえ…」



同僚女子「私が諦めたんやから!!」



山下「は?」



同僚女子「なんの為に私が諦めたと思ってんの!」



同僚女子「健ちゃんには絶対に幸せになってもらわなあかんのよ!!」



同僚女子「心から愛する人と幸せになってほしいんよ!!わかる?!幸せになんなきゃだめなんよ!!」







山下「おま…おまえ…」



同僚女子「グズグズせんと、早よ奈緒ちゃん迎えに行き!!」