毎日仕事のばかり考えていた



奈緒のことはもちろん大好きだ



けど、この会社を任された以上



成功させなければ親父には認められない






剛典「は?ちゃんと今日までに準備しとくって言ったよな?」



部下「すいません。今日までとは聞いていませんでしたので…」



剛典「言い訳はいいから、今すぐ準備して行ってこい。結果は早く知らせろ」



部下「はい、わかりました」



仕事がまとまらない苛立ちから部下に強く当たることもあった



会社をまとめる立場にいる俺は、たとえ部下に嫌われたとしても、仕方のないことだった


すべては親父に一人前の男と認めてもらうため



奈緒のため…







………………




山下「あ!奈緒ちゃん!今度の休み空いてる?」



奈緒「山下さん!えっと、今のとこ予定はありませんが、どうかしましたか? 」



山下「みんなであの会社のログハウス行こうかー言うてんのやけど、行けへんかなーって。」



奈緒「あ〜、いいですね!」



山下「魚釣りやら、バーベキューやらやろうか〜て。楽しいで!ほら焚き火、めっちゃ癒やされるで〜。」



奈緒「わー!行きたいです!」



山下「うちの部署の女子、そっちに迎えに行かせるから」



奈緒「いいんですか?ぜひ!お願いします」



山下「よっしゃ!決まり!あ、彼…大丈夫か?」



奈緒「大丈夫です!会社のみんなと一緒だし」



山下「そっか、じゃああまり遅ならんとお開きにするから行こうか」



奈緒「はい!楽しみです」




剛典との休みもなかなか合わなく



最近は休みの日も一人でいることが多かったので



だから、山下さんに声をかけてもらって嬉しかった



剛典にはあとから言おうと思った



忙しい剛典に、会社の人と遊びに行くとは言いだせなかった




週末、あのハウスに集まった






山下「おつかれ〜!みんな来たな?」





奈緒「山下さん?!今日はバイクですか!」



山下「おう!格好ええやろ?笑」



奈緒「えー!カッコイイ!」



先輩女子「やめなよ、奈緒ちゃん、健ちゃん本気にするわよ(笑)」



山下「なんでや!格好ええやんなー?笑」



奈緒「はい!カッコイイです(笑)」



先輩女子「はい、はい、奈緒ちゃんいるとテンション高いんやから(笑)」



山下「は?そんなことないで?。あ!おまえらバイクに乗せて欲しいんやろ?笑」



先輩女子「なんでそうなるん?」



山下「あかんで。このバイクに女は乗せんのや。男の浪漫が詰まっとんのや」



先輩女子「…ふーん。知らんけど。」



山下「知らんけどやないわ!もう少し話膨らませ!」



女子仲間「いいから、バーベキュー準備しよ!見てみー、奈緒ちゃん笑ろてるで(笑)」



奈緒「ꉂꉂ(˃ᗜ˂*)アハハ」







山下「あ〜、空気がええわ。都会抜け出してこういうとこで息抜きすんの、やっぱ最高やな」



先輩女子「そんなんええから、早よ食材釣ってきてな(笑)」



山下「おう!任しとけ!」