想いとは裏腹に
仕事の方は一段と忙しくなり
1日1日が怒涛のように過ぎていく
家に帰っても取引先とのメールチェックなど
パソコンに向かっては寝落ちする日々
その中に紛れた奈緒からの連絡も埋もれてしまい
つい、後回しになることも増えていった
奈緒のこと忘れてる訳じゃない
けど、俺には会社の跡取りとしての重役が重くのしかかっていた
寝る前、思い返すのは奈緒のことだ
速く奈緒に会って癒やされたい
奈緒の笑顔が目の奥にずっと焼き付いていた
奈緒「すいません!」
上司「どうした島田、らしくないな」
奈緒「今日着くようにお願いしてみます」
上司「大丈夫だよ、明日でもまだ間に合うから。今度から気を付けて」
奈緒「はい…すいません」
どないしたんやろ…
最近奈緒ちゃん元気あらへんよな
山下「よ!奈緒ちゃん!大丈夫やて」
奈緒「山下さん、すいません、私の手違いで商品まだ届いてなくて」
山下「気にすることないて、明日でも間に合う言うてたやん 」
奈緒「けど、明日バタバタになっちゃうから…。本当すいません」
山下「何回謝るんや(笑)。あ〜あれやったら俺そっち方面行くから取り行って来よか?」
奈緒「え?じゃ、私も連れて行って下さい!」
山下「ええよ、俺が取りに行くから。気にせんと仕事しとき」
奈緒「いえ、私の責任ですから、連れて行って下さい」
山下「えー、まあ、ええけど…。ほな行くか!」
奈緒「はい!お願いします!」



