…奈緒side…
衣料品を扱ってる私の会社は主に女性層をターゲットにしている
けどここ最近はスポーツウェアやアウトドア用品など流行りに応じて色々取り扱うようになっていった
本社は大阪にある
その本社から出向してきた山下さん
明るくものすごく気さくで我が部署もその人柄に、あっという間に取り込まれた
アウトドア用品や、キャンプ用品など、私達には知らないことばかりで勉強になった
今日はうちの上司とこの秋の商品の仕入れのことで会議をしていた
奈緒「すいません、お茶とコーヒーどちらがよろしいですか?」
上司「あー、俺コーヒーで。山下は?」
山下「じゃ、俺も。けど自分でやるからええで」
奈緒「いえ、お持ちします」
上司「奈緒ちゃんが淹れてくれたコーヒー美味しんだぞ?笑」
山下「え、マジっすか?じゃお願いします!笑」
奈緒「はい!笑」
山下「あ、奈緒ちゃん!」
奈緒「はい」
山下「今度うちでキャンプ用品を展示するハウス作ってんの知ってるやろ?」
奈緒「はい。展示会も兼ねてとか…」
山下「そうそう。そこ今度視察に行くねんけど、一緒に行かへんか?」
奈緒「え?いいんですか?」
上司「おい、あくまでも仕事だぞ」
奈緒「分かってますよ!///」
上司「奈緒ちゃんも一度現場視察に行ってみるといいよ。イメージ掴めるよきっと」
山下「女の子の意見も聞きたい思うとったしな」
奈緒「はい!ぜひ、行かせて下さい!」
週末になると早速上司の車に乗って建設中のハウスへと向かった
山下「おう!こっちこっち」
奈緒「おはようございます!」
山下「すごいやろ?だいぶ出来上がってきたわ」
奈緒「わぁー、なんか素敵なハウスですね」
山下「なんやかんや注文して、すっかり俺仕様や(笑)」
山下「あ、危ないからな、ヘルメット被らなあかんで」
奈緒「はい、これですか」
山下「そうそう、ここのアゴ紐止めてな」
山下さんがスッと近づいてアゴ紐を掴み私の顎の下でカチッと止めてくれた
山下「えっと、ここはテラスの向かいになるから…」
奈緒「え?山下さんも一緒に作業してるんですか?」
山下「いや、俺は一応指示出してるだけやけどな、多少建築の方もやったことあるから、少し手出したりはしてる」
奈緒「そうなんですね」
山下「ちょっと待ってな。ここ少し片付けたら中案内するから」
奈緒「はい、わかりました」
会社では見ない違った一面の山下さんの姿に
なんでも出来るカッコイイ人なんだなと感心していた
そして私もこれを機にみるみるアウトドア用品に
興味を持ち始めるようになっていった





