スタッフ「完璧に匂わせてるよ」


翔「どうして、そんなことを…」


スタッフ「やっぱり心のどこかで言いたくてたまらないのよ。そりゃ相手が岩田さんだもの」




こうやって噂が広まっていくんだ


そしていつの日にか


世間にバレてしまうんだ


岩田さんがいくら隠し通しても


彼女自身が匂わせているのなら


バレてしまうのも時間の問題かもしれない


それならば、岩田さんにこのことを


教えてあげた方がいいのかもしれない


岩田さんの彼女のことを知っているのは


おそらくカモフラージュを頼まれた


私だけだから…






翔「あの…岩田さん」


剛典「ん?どうした?」


翔「岩田さんの彼女は京香さんですよね」


剛典「え?」


翔「安心して下さい。誰にも言ってません」


剛典「やっぱり君は勘付いていたんだ…」


翔「このまえ福岡に行かれてましたよね」


剛典「あ〜、そうだね、行ったよ。それがどうかした?」

翔「彼女さんも一緒でしたか?」


剛典「え?彼女は一緒じゃなかったけども」


翔「これ、見てください」






剛典「これは?ホテルから見える福岡の夜景…」


翔「岩田さんがインスタに上げた場所と似ていますね」


剛典「確かに同じ場所だけど、この写真は?」


翔「京香さんのインスタのストーリーです」


剛典「え?!だって彼女のインスタは俺がチェックしてるし、このまえの福岡は一緒じゃなかった」

翔「前に行かれたことは?」


剛典「それは…あるけど…」


翔「その時の写真かもしれません」


剛典「けど、今頃なんで?それに俺がインスタチェックした時はこんな写真なかった」


翔「おそらく岩田さんからは京香さんのストーリーを見れないようにしてると思います」


剛典「そんな…」


翔「アカウント自体鍵垢ですし、たくさんの人の目に触れるわけではないですが、勘がいい人なら気づいてしまうかもしれません」


剛典「えっ」


翔「今回だけではありません。ここ最近岩田さん関連のストーリーを流しています。」


剛典「なんだって?!」


翔「匂わせてます」


剛典「マジかよ…」





岩田さんの表情が曇る




翔「京香さんに、今すぐやめるように言われた方がいいかと思います」


剛典「もしかしたら…わざとなのかもしれない」


翔「え!なぜ!」








剛典「最近彼女の様子を見ていて気づいたことがあるんだ…」




遠くの景色を見ながら


大きくため息をついて


岩田さんはゆっくりと京香さんへの想いを


語りだした…