澪「敬浩さんが好きです…」
そう澪さんに言われた時
言葉にならないくらいの愛しさを
生まれてはじめて知ったんだ
澪さんを守るためには
彼と向き合わなければいけない
いつものように週末澪さんの所へ出向く
澪「いらっしゃいませ」
敬浩「いつもの」
澪「かしこまりました」
言葉なんて交わさなくても
もう、お互いの気持ちは決まっていた
そして澪さんが上がる時間に
彼は時間通りに現れた
澪「来ました!」
敬浩「僕に任せて。君はここで待ってて」
澪「はい…」
僕は澪さんを彼から見えない奥の席へ座らせた
彼「おい!澪!帰るぞ」
敬浩「こんばんは」
彼「あ…はい、こんばんは」
敬浩「少しお話出来ますか?」
彼「え?誰?あんた」
敬浩「ここの常連客です。僕のこと知ってますよね?」
彼「あ、あ〜、何度かこの店で見かけたかな。で、常連客のあなたが僕になにか?」
敬浩「澪さんのことで少しお伺いしたいことがありまして」
彼「は?なに?」
敬浩「彼女があなたの束縛に恐怖を感じているの、ご存知ですか?」
彼「なに言ってんの?束縛?俺がついてなきゃ、あいつ何もできねぇくせに。」
敬浩「彼女は嫌がってますよ」
彼「は?よく言うよ。てか、なんであんたにこんなこと言われなきゃいけねーの?関係ねーじゃん」
彼「だから、なんでおまえにそんなこと言われなきゃなんねーのって!」
敬浩「それは愛ですか?」
敬浩「彼女の自由を全部奪って、それでも愛って言えるんですか?」
彼「なんだよ、おまえ(笑)澪に惚れてんのか?」
敬浩「少なくとも彼女はあなたへの愛など、これっぽっちもありません」
彼「なんだと?!いいから澪出せよ!おい!澪、帰るぞ!」
敬浩「帰しませんよ。僕が守ると約束しましたから」




