岩田「おまえだよ。」


乃々香「えっ?わたし?!」


岩田「そうだよ、何度も言わせんな」


乃々香「だ、だって岩田くん私のことそんなふうに呼んだことないじゃない!なんで?」


岩田「深い意味はねぇよ。あだ名?みたいなの」


乃々香「だって、のんちゃんとかっ…」


岩田「ばっか!声でけぇって////」


岩田「ちょっとこっち来いよ」



岩田くんは私の手を引いて慌ててフロアから出た



乃々香「ちょと、なに!?」


岩田「ここじゃちょっとあれだから、外で話そう」


乃々香「え?」


岩田「いいから早く」






迷う間もなく岩田くんに強引に手を引かれ


会社を出た




乃々香「ちょっと待って速いよー」


真っ直ぐ前を向いたまま私の顔も見ずに一心不乱に歩く岩田くん


その後ろ姿を見ながら


私は必死についていった


乃々香「ちょっと岩田くん?どこまで行くの?」


岩田「この辺でいいかな…」


乃々香「どうしたの?」








岩田「おまえさ、さっき俺のこと好きって言ったよな?」


乃々香「うん。言ったよ」


岩田「マジかよ…」


乃々香「岩田くんのさ、別に嫌いじゃないけどって…どういう意味?」


岩田「そのままだよ」


乃々香「嫌いじゃないけど…好きでもないってこと?」







岩田「なんでそうなるんだよ」


乃々香「じゃ、どういうこと?」


岩田「嫌いじゃないけどってことは…」





岩田「好きだってことだろっ!!」


岩田「分かれよそんくらい!」


乃々香「わかんないよ!ちゃんと言ってくんなきゃ」


岩田「俺はずっと想ってた」


乃々香「え…」









岩田「ずっとまえから、おまえのこと…」


岩田「大好きで大好きで、もう気持ちにブレーキ効かなくなってた」