なぜ、柚と岩田くんが…
なんだか見てはいけないものを見た気がして
私は慌てて引き返した
びっくりした
柚は部長のことが好きだと思ってた
いや、もしかしたら岩田くんが柚を?
てか、
なんで私こんなに動揺してるんだろう
柚「おはよーう」
乃々香「おはよう」
翌朝、いつもと同じように柚と会社へ向かう
柚の目が少しだけ腫れてるようにみえた
なにがあったの?
聞けないままいつもと同じように接する柚に
私は気づかないふりをしてあげた
岩田「おはよう」
柚「おはよう。昨日はごめんね、もう大丈夫だから」
岩田「そっか。あまりムリすんなよ」
柚「うん、ありがとう」
岩田「乃々香!これ終わらせたのか?」
乃々香「あ、うん、今日中に終わらせる」
岩田「頼むよ、これ今日部長に提出だから」
乃々香「うん、わかった。あのさ…岩田くん…」
岩田「なに?」
乃々香「昨日の夜遅く、何してた?」
岩田「は?家にいたけど」
乃々香「あ、そう。11時頃雨の様子見ようと窓の外見た時、ちょっと似た人見かけたからさ」
岩田「あー、そう言えばコーヒー買いにコンビニ行った。それが?」
乃々香「いや、いいの。なんでもない」
岩田「へんなやつ。あ!この前と同じミス、するんじゃないぞ」
乃々香「分かってるって」
何聞いてんの私、、
何気にしてんの…
コンビニ行ったとか、コーヒー買ったとか、そんなことじゃなくて
私が知りたかったのは
雨の中、なんで柚と抱きあってたのかってことで…
そのことが頭の中でずっと渦巻いてる
あの時の切ない岩田くんの顔が
ずっと頭の中で渦巻いてる
田﨑「乃々香ちゃん、今日中にそれお願いね」
乃々香「あ、はい!部長。急ぎます」
田﨑「あー、慌てないでいいから。帰りまでに間に合えばいいからね」
乃々香「はい!」
田﨑「柚ちゃん、おはよう」
柚「おはようございます」
田﨑「ちゃんと帰り着いた?」
柚「あ、はい。」
田﨑「そっか。…昨日のことなんだけど」
柚「あの!!」
田﨑「?!」
柚「部長、私もう大丈夫ですから!その代わり約束、守って下さいよ。諦めないって」
田﨑「もちろん。絶対諦めないよ」
田﨑「必ず振り向かせてみせるよ」
柚「はい!(*ˊᵕˋ*)」



