広臣「岩ちゃんだって、そう思うだろ?」
剛典「あ、あぁ。会いてぇよ…」
俺の体に凛が入ってる感覚は
なんとなく分かる
俺自身の体ではあるけど
自分で喋ったり動いたりしてる感覚が無い時がある
言わされてる、動かされてる感覚がある
その時に俺が喋ろうとしても喋れない
同じ人間の中に2人の感情があるんだ
同時には喋れないだろ
好き?会いたい?と問いかけてきたのは
凛だった
臣はまさかその言葉が凛の発してる言葉だとは知らないでいる
俺は凛の気持ちも
臣の気持ちも分かるから
自分がこのことを隠しているが
臣に嘘をついてるようでなんだか複雑な気持ちになった
剛典「 おまえがいつまでも塞いだ気持ちでいると、凛も心配すんぞ」
広臣「わかってんだよ。わかってっけど…」
剛典「 元気だせって!!な?」
広臣「………」
剛典「もうすぐ凛の誕生日じゃん?」
広臣「そうだっけな…」
剛典「そうだっけじゃねーだろ!凛の誕生日2人で祝おうぜ!絶対あいつ帰ってくるから」
広臣「そうだな。何やってんだ、遅せーぞって言ってやんなきゃな」
なっ…凛。
絶対戻ってこいよ
"岩ちゃん…ありがとう…"
" 臣…私いるよ…ここに…"
" 岩ちゃんの中にいるんだよ…"


