健二郎「ま、麻央…?」
麻央「好きなんです」
剛典「麻央ちゃーん、大丈夫?」
由紀「健ちゃん!ん?どうしたの?」
健二郎「いや、その…」
麻央「なんでもないです!そろそろ私帰ります」
健二郎「えっ…」
剛典「健二郎さん、俺達も帰りますね、由紀さんも少し酔ってるみたいだし。」
健二郎「そ、そっか…」
剛典「大丈夫です!由紀さんちゃんと家の前まで送って行きますから!」
健二郎「おう、すまんな」
剛典「麻央ちゃんも、下でタクシー呼ぼうか」
麻央「はい。じゃ健二郎さん、お邪魔しました。カレー美味しかったです」
健二郎「大丈夫か?酔うてるのに」
麻央「大丈夫です!もう酔いもさめましたし」
健二郎「そっか、なら気ーつけてな。下まで送るわ」
麻央「大丈夫です!皆さん一緒なんで」
健二郎「ホンマに?ならまた会社で」
由紀「じゃあね、健ちゃん!また今度!」
健二郎「おう!岩ちゃん由紀頼んだで」
剛典「はい!お邪魔しました」
それから下で麻央ちゃんがタクシーに乗り込んだとこを見届けてから
麻央ちゃんとは別れた
剛典「じゃ、僕たちもタクシー呼びますか」
由紀「風も気持ちいいしさ〜、ちょっと歩こうよ」
剛典「いいですよ!お供します(笑)」
由紀「ありがとー、岩ちゃん。」
俺は少しでも由紀さんと一緒にいたいから
全然かまわないんだ
由紀「岩ちゃんさー、さっきの聞いた?」
剛典「何をですか?」
由紀「好きって言ってたよね、、健ちゃんのこと」
剛典「え…、あ、、実は僕も聞こえちゃいました」
由紀「やっぱりじゃーん!やっぱあの子、好きなんじゃん」
剛典「うん…そうだね… 」
由紀「なんなの?あれ?あ!あてつけかな?健ちゃんの?俺モテんねんで?みたいな」
剛典「いや、それは違うかと…」
由紀「健ちゃんも気になるからあの子呼んだんでしょ?そうだよきっと」
その後もずっと家に着くまで由紀さんは
健二郎さんの話ばっかりで…
僕は横でその話を頷きながらずっと聞いてて
そんな話じゃなくて
星が綺麗だね、とかそういう話でもいいから
普通に会話がしたかった
健二郎さんの話は正直もう聞きたくなかった
そんな様子にちっとも気づいてない様子の由紀さん …
俺だって由紀さんのこと好きなのに。
でも、俺は一歩踏み出せないでいる
踏み出せないでいるのは
由紀さんと健二郎さんの間に
見えない繋がりがなにかある気がするから…
あ〜、何やってんだ俺
麻央ちゃんだって勇気だして告白したんだ
俺は…
どうすんだ?





