あれからなんとなく
岩ちゃんは俺達を避けてるようで
楓が岩ちゃんと仲直りしてって言うけど
なんか避けられてっと
悪いのは俺なのか?ってなるわな
そうして夏も終わりかけた頃
直人さんが言ってたバーベキュー大会の日。
ダンスチームの先輩後輩集まって毎年やってんだ。
今年は直人さんのサプライズハピバも予定していた
直人さんにはみんなお世話になってるから、たくさん集まる予定だ
岩ちゃん…
あいつ、来るかな…
バーベキュー当日、楓と一緒に待ち合わせ場所に着くと、少し離れたとこに岩ちゃんの姿が見えた
臣「いた…」
楓「臣!ちゃんと話してね」
臣「わかってるよ」
奥のベンチに座ってる岩ちゃんのとこへ向かう
臣「よっ」
岩「……」
臣「この間、その…言い過ぎたよ」
岩「いいよ、もう」
臣「だってさ、誰でもそうじゃね?彼女と他のオトコが抱き合ってたら、とりあえずなにやってんだ?!ってなるだろ」
遠くの木の陰から見ていた楓が首を横に振る
臣「あー、その…悪かったよ、菜々のこと引っ張りだして」
岩「……」
臣「でも、本当のとこ、おまえ、まだ菜々のこと…」
岩「俺こんなだから…」
臣「え?」
岩「こんなだから、菜々も嫌気がさしたんだろうな」
臣「こんなって?」
岩「自分の気持ちちゃんと伝えないから」
臣「伝えてねーの?」
岩「一度言われたんだ。剛典にとって私は必要?って」
臣「なんて答えたの?」
岩「おまえが必要って言うなら、俺も」
臣「なにそれ」
岩「必要なんだよ。でも、言えない」
臣「俺が言うのもなんだけど、そういうの言ってほしいってとこあんじゃねーの?オンナって」
岩「だから俺に黙って留学したんだ」
臣「黙って行ったのか?!」
岩「菜々から英語を学びにアメリカに留学したいって相談された時、俺、菜々から離れるのが嫌で、、」
岩「そんなの日本だって出来るじゃん、行く必要あんのか?って、、言ってしまったんだ」
臣「なんでそんな言い方…」
岩「だから、そんなんだから菜々は俺に嫌気がさして、黙って行ったんだろうな」
岩「黙って行くとか、そんなことある?笑。フラれたんだよ」
臣「岩ちゃん…」
岩「楓といる時間が楽しかったのは本当。臣にちょっと嫉妬したのも本当。」
臣「……」
岩「ま、俺は大丈夫だから。仲良くやってくれよ」
臣「菜々…元気にしてるのか?」
岩「知らない。黙って行ったあの日から、一度も連絡してない」
臣「待ってんじゃねーの?」
岩「もう、終わったことだ。遅せーんだよな俺、やる事全て(笑)」
精一杯笑顔で答える岩ちゃんが
なんだかとても切なく見えた


