あいつと華ちゃんの別れに


そんなことがあったなんて…


どうして俺はあの時、華ちゃんを


引き止めなかったのだろう


なぜ、もう少し華ちゃんに寄り添ってあげなかったのだろう



そしてやっぱり俺は


華ちゃんのことが




好きだ。


もう迷いはない


抑えていた気持ちが蘇る


この想いを伝えたい








……………………………


〜華side〜




毎月送られてくる剛典くんの写真を楽しみに


毎日を頑張れていた


あれから1年


心の傷は少しづつだけど消えて


こうして毎月送られてくる剛典くんのお便りが


唯一私の心の支えだった



今月もまた


剛典くんから写真が送られてきた




あ、この写真…




確か剛典くんの写真撮影に初めて連れて行ってもらった時の公園の写真かな…





『拝啓   華ちゃん…お元気ですか?


今月もまた写真を送ります。


だだもう、写真を送るのはこれで最後にします』



え…!剛典くん?どうして?




『ベランダ越しに会えてたあの日々


華ちゃんの笑顔に元気をもらえてた


けど時折みせる寂しそうな華ちゃんを見てるのが切なかった







華ちゃんの笑顔が見たくて


君を写真撮影に連れて行った


すごく楽しそうな君を見て嬉しかった


俺は、風景写真や、植物を撮るのが専門で


人を撮ることはしなかった


でも、君を見てたら





自然とカメラを君に向けてたよ



ファインダー越しに見る君はとても素敵で


可愛くて…




風景写真を撮るふりをして


君にピントを合わせてる僕がいたよ


華ちゃん…


君を引き止めなかったことを


俺は今すごく後悔してるんだ


俺は今…


今すぐにでも君に会いたい


そして抱きしめたい


君を迎えに行きたい


俺は華ちゃんのことを


"お隣りさん"だとは思っていなかったよ…



だって君のことを


好きになってしまったから








剛典くん…




手紙に落ちた水滴で


涙がこぼれ落ちてることに気がついた


いつのまにか剛典くんは私の心の支えだった



私も剛典くんに




会いたいよ…