剛典「僕を信じてついてきてもらえますか」
迷いはたくさんあった
あったけども、
今はそれ以上に岩田くんのことが大好きで
岩田くんの真剣な眼差しに
信じてみようって、そう思った
剛典「僕の言葉だけを信じて下さい」
葵『うん。わかった』
剛典「あ〜、なんか夢みたいだ。こうして葵さんが僕の腕の中にいるなんて…」
そう言って岩田くんがギュッと私を抱きしめたとき、インターホンがなった
岩田くんの腕がスルっと離れてインターホンへと向かう
剛典「あ、入って」
美優「なぁに?話しって、今度のパーティーのこと?」
葵『あ、…』
美優「え!?剛典??」
剛典「美優、この間、話した人だ。今村葵さん」
美優「あ、そ、そうなのね。沢村美優です。葵さん、剛典から話しは聞いてます」
葵『え?岩田くん?どういうこと?』
剛典「葵さん、紹介します。僕のフィアンセの沢村美優です」
葵『えっ、フィアンセって?!』
美優「葵さん、びっくりさせてごめんなさいね。剛典から聞いてるかと思うけどフィアンセってのは名ばかりで。私達、結婚するつもりはないの。」
葵『で、でも…』
美優「私にはちゃんと彼氏もいるの。だから
剛典は私にそう言う関係は求めてないの。自分もちゃんとした恋愛がしたいってずっと言ってたことなの。そしてあなたに出逢えたって」
剛典「親の決めた許婚だなんて、おかしいじゃないか。そんなの僕は間違ってると思う。自分の人生なんだから、そこまで親の引かれたレールに乗っかる必要なんかないんだ」
美優「でも、簡単じゃないことは私達にも、わかってる。剛典が葵さんを選ぶってことは婚約を破棄するってことだから」
葵『そんな、私…』
剛典「大丈夫。葵さんのことは俺が守るから。簡単な気持ちで言ってるんじゃない」
葵『岩田くん…』
美優「ただ…。婚約破棄ということは両家の親を納得させないといけない。色々段階を踏んで計画するから…。だから葵さん、あなたにも覚悟が必要よ」
美優「どんなことがあっても、剛典のこと信じて!」
剛典「美優、そんな脅すような言い方よくないよ」
葵『わかりました。信じます!』
剛典「葵さん…」
美優「さすが!葵さん!剛典が選ぶだけあるわ」
剛典「美優にも色々協力してもらうことあるかもしれないけど、よろしく頼むよ」
美優「OK!任せて」
もう、後戻りは出来ない
私は岩田くんを信じてついていく
ずっと側に…
岩田くんの側にいたいから…

