同僚「ちょっと葵、正気なの?!」
葵『やっぱおかしいかな…』
健「おかしいも何も、次期社長だろ!高嶺の花にもほどかあるぜ」
葵『だよね…。住む世界が違うよね…』
同僚「確かに、ここにドリンク補充にきてる岩田くんは、人当たりも良くて好青年で葵が恋に落ちるのもわかる気がするけども…」
葵『恋に落ちるだなんて!』
健「落ちてるだろ。白馬の王子様に。見てりゃわかるさ」
葵『白馬の王子…』
同僚「そうだよ、葵。住む世界が違いすぎる」
健「だいたいあいつ…か、彼女の1人や2人、いや、いっぱいいるだろ」
葵『フィアンセがいますって…』
同僚「え〜っ!!」
健「は?なんで言ったんだよ、あいつ何考えてんだ!」
葵『それも親の決めた許婚だからって。好きでもないし、愛してもいない。だから本気の恋ってどんなんだろうって。この1年で恋する事がなかったら諦めようと思ってたって。』
健「なんだそれ、それでおまえに出逢ったとでも?」
葵『葵さんは僕の描いていた理想の女性ですって』
同僚「葵。悪いこと言わないから、あきらめな」
健「そうだぜ、そんなボンボンの言うこと信じられっかよ」
葵『今度、僕の家に来てくれませんかって』
健「はあ?まさかおまえ行かないよな?」
同僚「恥をかくのは葵だよ!」
葵『だって…岩田くんが嘘をついてるとは思えない。高嶺の花だろうが、白馬の王子様だろうが、私…
もう.…岩田くんのことしか、考えられないの』
同僚「葵…」
場違いな恋だってわかってる
たとえ叶わない恋だとしても
岩田くんのこと考えると涙が出てしまうくらい
大好きになってしまったから…
もう、引き返せないの…


