真央『もしもし、剛典?今日会社の歓迎会あるから、だから帰りは遅くなる』


剛典「そうなんだ。わかった」






今日は会社の歓迎会


同僚の由美「今年の新入社員はイケメン揃いだよねー」


真央『またまたー、由美には優しい彼がいるじゃない!今日も迎えに来てくれるんでしょ?』


由美「そうだけど〜♡真央は今日は岩田くん迎えに来てくれないの?」


真央『うちは、ほら、最終電車乗れば間に合うし。そっからバスもあるし』



由美の彼は飲み会なんかがあると、
必ず由美を迎えにくる。

飲み会の途中にも、何時に終わりそう?とかLINEや電話がくる。

正直由美が羨ましかった

愛されてるんだな〜って。

大切にされてるんだなって。





実は前に一度由美が酔っ払って剛典に電話したことがある。

由美「もしも〜し!岩田く〜ん?今日飲み会が伸びちゃってー、真央迎えに来てやってくんない?」


真央『ちょっと、由美ー!!やめてよ』


由美「えー、いいじゃん、ね!岩田くん♫」


でも、本当に剛典が車で迎えに来てくれた

嬉しかった。

彼氏が迎えに来てくれるなんて

ちょっぴり憧れてた。



真央『ごめんね剛典、由実が酔っぱらって電話しちゃって…寝てなかった?』


剛典「や、まだ起きてたから」




あれ?怒ってる?

私と目も合わせてくれない

沈黙のまましばらく静まりかえる車内


私の家の通り道に剛典の家はある。

いつもならこんな時、

“今日は遅いから俺んち泊まってく?”

って言ってくれるのに

剛典の家を通り過ぎ、
そのまま家へ送り届けられた


真央『ありがとう』


剛典「じゃ。」


あっけなくその日は別れた


私って、愛されてないのかな…