『こわかった…。私に黙ってどっか行っちゃうんじゃないかと…』




俺が電話なんかかけたりしたから

逆に加奈を心配させてしまった…



聞こえないとわかってるのに

電話をかけてしまって


加奈のことキズつけたかな

そりゃ心配するよな



加奈の“声”を初めて聞いた

加奈も聞いたことのない声を。

それは同時に加奈のことをもっと深く知れたようで


俺だけに聞かせてくれるその声を

もっと、聞かせて…


愛おしさで溢れた加奈を抱きしめ

俺たちは激しく深く愛し合った…












朝になって加奈の寝顔を見ながら改めて思う


加奈のことずっと守ってあげたい



あの日、偶然カフェで出会い

聞こえないことを感じさせないくらい

明るく前向きな加奈に惹かれていった






全力で俺を愛してくれる加奈を


俺はそれ以上の気持ちで答えてあげたい






俺が加奈の半分を背負うから


加奈は安心して俺に預けてほしい



これから楽しい事ばかりじゃない

辛いことも、悲しいことも、難しいこともでてくるだろう


でも俺は加奈の全部を受け止めるから

どんなときも二人で乗り越えよう



俺の“声”を聞かせてあげれないけれど


俺の全力の愛を感じてくれ







                 アイシテル…






                                声〜END〜