『こわかった…。私に黙ってどっか行っちゃうんじゃないかと…』
俺が電話なんかかけたりしたから
逆に加奈を心配させてしまった…
聞こえないとわかってるのに
電話をかけてしまって
加奈のことキズつけたかな
そりゃ心配するよな
加奈の“声”を初めて聞いた
加奈も聞いたことのない声を。
それは同時に加奈のことをもっと深く知れたようで
俺だけに聞かせてくれるその声を
もっと、聞かせて…
愛おしさで溢れた加奈を抱きしめ
俺たちは激しく深く愛し合った…
朝になって加奈の寝顔を見ながら改めて思う
加奈のことずっと守ってあげたい
あの日、偶然カフェで出会い
聞こえないことを感じさせないくらい
明るく前向きな加奈に惹かれていった




