いつものように仕事が終わり
駅の人混みの雑踏に紛れて帰る
「おかえり!」
聞きなれた声にふっと目をやる
「おかえり。」
『剛典!!NYじゃなかったの?!』
「なんだよ、そんなびっくりした顔してー」
『そりゃびっくりするわよ!いつ帰ってきたの?』
「えーっと、今日。」
『なんだー、連絡くれればよかったのに』
「連絡したら成田まで迎えに来てくれた?」
『それは…仕事で無理だったけど…』
「ほらね」
「こうでもしなきゃ、おまえに会えないと思ってー。」
『でも連絡してくれたら、明日にでも休み申請したのに』
「俺はすぐにでも会いたかったの!!」
『またー。迎えに来てくれる女の子なんて、いっぱいいるくせに!』
「アハハハ。ねぇ知ってる?」
『何を?』
俺んなかでの優先順位
おまえが“1番”だってこと…




