片岡さんのおかげで、だいぶ仕事にも慣れてきた
そんな片岡さんと仕事終わりに食事をして帰ることもあった
片岡さんが話すのはもっぱら仕事の話で
もうすぐ一人でお店を回る私に、色々とアドバイスをしてくれた
お酒の強い片岡さんが
今日は酔ってるのかな
いつもと様子が少し違う
真面目な話の最後に
突然片岡さんが私をみつめる
直人「おまえ言ったよな、女って、証拠がほしいって」
『あ…はい…』
直人「俺、おまえ見てると、なんだかほっとけなくなるんだ」
『片岡さん…』
直人「おまえの側にいてやりたいって思う…」
直人「男として。」
いつも一緒に仕事をしてるから
わからなかったけど
わたしも、もしかしたら片岡さんの
側にいたいと思っていたのかもしれない
素直にそう感じた
直人「おまえは…どうする?」
片岡さんがそっと私を抱きしめる
私も片岡さんにそっと寄り添った
寂しさを埋め合わせるように
お互い何かに引かれるように…

