ー剛典sideー


3年前…


俺にはサキという恋人がいた


当時まだうちの会社にいた隆二さんの


学生時代の友人だった


出会ったのは会社の先輩の結婚式



一目惚れだった



隆二「剛典、惚れんなよ?笑」


サキ「隆二!何言ってんのよ!剛典くんみたいな若くてカッコイイ子が年上の私なんて(笑)」


剛典「や、そんな」


サキ「ほらー、困ってんじゃない」


剛典「いや!素敵です」


サキ「まあ。ありがとう(笑)可愛い。」


隆二「いいんじゃない?サキ。おまえ今、彼氏いないんだろ?」


サキ「え…隆二…」







その後の二次会で俺はサキを連れ出し
想いを伝えた


剛典「出会ってすぐにこんなのおかしいかもしれませんが、好きです!俺、サキさんのこと好きです!」

サキ「本当に?こんなお姉さんでもいいの?」




すぐに俺達は付き合うことになった


3つ歳上のサキ


大人の魅力が溢れていた


“剛典は剛典のままでいいのよ”って

サキは言うけど


サキを守りたい


頼りない男に見られないよう


俺は精一杯背伸びをしていた


そうして半年が過ぎた頃…





サキの帰りが遅い

心配し始めた夜中の1時

サキが帰ってきた




隆二さんに連れられて。




隆二「遅くなってゴメン、サキちょっと酔ってるみたいだから送ってきた。それと…」






剛典「ありがとうございます。失礼します」

バタン!!

俺は強く扉を閉めた


なんで、
なんで隆二さんと…

頭の中が真っ白になってしまった


と同時にサキに対して怒りがこみ上げる


サキ「剛典、剛典ごめんね、ちょっと飲み過ぎちゃったみたいで、あっっ!」


サキの腕を強く引っぱり
ベッドへ押し倒した


サキ「剛典⁉」


俺はサキの唇を強引に塞いだ


サキ「いやっ!剛典、こんなの嫌っ!」


嫌がるサキの腕を押さえつけ


きつく抱きしめた




自分で自分が怖かった


抑えられなかった


自分以外の誰かに気持ちがいってるんじゃないかって

それが隆二さんじゃないかって…



そして嫉妬に狂った俺は

言ってはいけない一言を


言ってしまったんだ







「隆二さんに、抱かれてきたんだろ?」




取り返しのつかないひとことを…