第3章
夫のゴッドハンド
5:00
夫、私からの連絡を受け
すぐさま到着したが、院内にポツン。
暗闇を彷徨っているところを
ようやく発見され、私がいた分娩室へと
案内される。私と合流。
すでに私は会話困難。
6:00
痛みが和らいだ瞬間に、夫に伝える。
「腰!押して…(カスカスのか細い声)」
まさかのまさか、iPhoneとは全く違う。
的確な位置に食い込んで来る夫の親指!
思わず心の中で叫んだ。
「神かよ!!!!」
人に押してもらうだけで、こんなに
痛みがマシになるとは…知らなかった…
「立ち会い出産って、夫いる意味ある~?」
って思ってたけど、、あるわ。
腰を必死になって押してくれた夫への
感謝の気持ちは、一生忘れないと思う。
7:00
ようやくいきみたい感覚が分かってきた。
周りが慌ただしくなり、夫は退出。
過呼吸のような短い呼吸で痛みに耐える私。
そのせいか、人生初の酸素マスクを
装着された。寒気がするような、
汗ばむような、、
手足はしびれ、痛みに震えていた。
「メガネ外しますね~!」
と言われ、ただでさえ歪んでいた視界が
さらにぼやけた。(裸眼視力0.05)
もうすぐ産まれます!
次に続く→