クラウドファンディングを達成するには3種類のファンを意識せよ

 

 

今回、俺がクラウドファンディングを達成できたのは、炎上という波にうまく乗っかったことも大きいですが、それはあくまで外側の話。それだけではもちろん2000万円もの大金を集めることができません。

 

クラウドファンディングは「信用の可視化」という側面も含まれますが、「リターンという商品を購入する」という側面も合わせて持っています。

 

今回のクラファンは、とにかくこの「リターンという商品の販売」という部分にこだわりました。

 

俺の「店を作りたい」という夢を応援したいという根底の気持ちは共通しているけれど、その過程として「限定のイベントに参加できる」とか「俺とツーショット写真が撮れる」だとか、リターン(=商品)を販売しているという側面は達成までの過程に置いてかなり重要になってきます。

 

リターンという商品を届ける以上、お客さんに需要のあるリターンを設定しないといけない。そのためには、自分のファンが何を欲しがっていて、それにいくらなら出してくれるかを冷静に見極める必要がありました。

 

今回、この分析作業を繰り返す中で、クラファンを支援してくれるお客さんは、大きく3つのグループに分類され、さらにグループによって、リターンを適切に打ち分けていった。それが目標金額達成の大きな要因になったと思っています。

 

クラファンを支援してくれたファンのグループは大きく3つあります。

 

①「生き方」に共感してくれているファン

 

 

俺が今までにやってきた、旅やボクシングといった挑戦に感動してくれていて、俺の生き方自体に共感してくれているグループ。俺がやると決めた挑戦は、それがどんなものであっても「ジョーがやるなら」と応援してくれるそうですね。

 

こういうファンの人たち響くのは「距離を縮める系」のリターン。一緒に写真をとったり、サイン本をプレゼントしたりといった、手軽で特別感のあるリターンが喜ばれます。

 

 

 

②SNSを充実させたいファン

 

 

いまは国民総発信者時代やと思う。少しでも人とは違う経験をSNSにアップしてフォロワーを増やしたいという人たちがかなり増えてきているように感じる。いわゆる「SNS映え」を求めている人はたくさんいる。

 

だからそういう人たちに向けて、「俺と電話する権利」や「俺にTwitterをフォローされる権利」「俺の家でたこ焼きパーティーする権利」など、SNSで発信しやすいリターンを用意した。価格をお少し高めになってしまうが、これもかなり喜ばれるリターンになった。

 

 

③インフルエンサーになりたいファン

 

 

SNSを映えさせたいという欲望のさらに上、「フォロワーを増やしてインフルエンサーになりたい人」に向けたリターンも軒並み売れていった。

 

「真冬にジョーブログを坊主にする権利」

「ジョーブログとセカンドチャンネルでコラボする権利」

「ジョーブログの講演会を開催する権利」など。

 

簡単にいうと、ジョーブログという名前を使って「売名できる」チャンスが得られるようなコンテンツをリターンで用意した。

 

高額リターンがどれだけ支援されるかが大事になってくるクラウドファンディングに置いて、このインフルエンサー層をいかに巻き込んでいくかはとても重要。

 

少々高額でも、そのリターンを支援することで、「どういう使い方ができて、どういう風に注目を集められるのか」というところまでデザインしてあげると喜ばれますね。

 

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クラウドファンディングは確かに、普段どれほど「信用」を稼いでいるかも重要です。ですが、それだけで高額な目標金額を集めることはできません。

 

ある程度割り切って、リターンという商品を売ろうという心構えも大事だと思っています。自分の出せる価値を最大限に考えて、ターゲットを絞って打ち分ける。この作業の粘る強い連続が、今回の目標達成の勝因だと思っています。

 

また、学びがあればここで共有していきますね。

 

 

 

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【編集・構成】糸井優和